Bitfinex&Tetherの裁判は、資料探しで50万ドルを費やしている
仮想通貨取引所Bitfinexとステーブルコイン(USDT)を発行するテザー社らは、ニューヨーク州司法長官(NYAG)と法廷で争っている裁判にて、50万ドル(約5,500万円)以上の費用を要していることが、ビットフィネックスが30日に裁判所に提出した文書によって明らかになった。
今回、明らかになったBitfinexらの50万ドルを超える費用は、これらの裁判に必要となる文書を見つけ出すだけに掛かった費用であり、提出された文章ではBitfinexらは以下のように説明している。
「文書の要求のうちのちょうどその部分に対応するために、すでに50万ドル以上を費やしています。企業とその従業員は10を超える異なる通信プラットフォームを使用しています。そのうちのいくつかは暗号化されており、かなりの収集と確認の課題があります。」
一連の裁判は30日、Bitfinexおよび、テザーの親会社であるiFinex(アイフィネックス)とNY州司法長官の裁判は、決着に至らず、90日間の延期とすることが決定された。ニューヨーク州の裁判官Joel M. Cohen氏は、Bitfinexらの争いについて、NYAGが裁判の完全撤退、もしくはBitfinexの取り下げ要求を可否について「判断するには時間を要する。」と判断したためである。
また、Bitfinexらは裁判に必要不可欠な人材である弁護士を「60人」も抱えており、裁判が長期化するにつれ、裁判に関する費用は、多額になることが予想される。