中国銀行が公式サイトでビットコインの解説記事を公開
26日、中国の中央銀行である「中国人民銀行」の100%子会社である「中銀国際」が公式サイト内でビットコインの概念や、動作メカニズム、歴史などを解説した記事を公開した。
https://twitter.com/Excellion/status/1154985452127916032
記事内には、仮想通貨のグローバル送金のためのグローバルツールとしてのより快適な使用方法や、ビットコイン価格が上昇する要因、投機リスクとセキュリティ問題、仮想通貨のハッキングの歴史などが記載されている。
全体的にポジティブに捉えられる内容であり、記事はFacebookのLibraプロジェクトに関する記述で終わっている。
中国当局は仮想通貨に対し反対の姿勢をとっており、2017年には国内での仮想通貨取引、保管、ICOなど全面的な禁止策がとられた。
しかし、FacebookのLibraの発表により、世界的に仮想通貨市場への関心は高まっている。
中国銀行の総裁は、Facebookが発表したデジタル通貨の概念は、既存の越境支払いシステムを脅かし、その地位を弱める可能性があると懸念している。
さらに、中国当局は国内通貨を強化し、規制当局監督の下で商業企業によるお金の発行を伴うデジタル元の作成を検討する必要があると述べ、すでに計画はIT大手アリババとテンセントの協力のもと進行しているとの情報もある。
また、中央銀行は当局から独自のデジタル通貨の開発許可をすでに受けていると述べたが、この計画がいつ行われるのかについては言及されていない。