Bakkt、ビットコイン先物取引開始予定日を第3四半期へ先延ばしか
ICE(Intercontinental Exchange)の子会社である、仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt」は、7月に予定していたビットコイン先物取引の開始日を第3四半期(10月~12月)まで先延ばしにする可能性があると、The Blockが報道した。
The Blockの報道によると、Bakktはニューヨーク金融サービス局(NYDFS)の承認を待ち、第3四半期の発売に向け準備を進めているという。
Bakktが限定目的の信託会社として運営することを可能とする、「Bakkt Warehouse」のためにNYDFSの承認を待っている状況であるという。
Bakkt Warehouseは、承認されれば、現物で引き渡されたビットコイン先物の適格管理者として機能する。
またBakktは、CFTCと密接に協力して、現連邦規制を遵守しながら顧客の取引要件を満たす先物契約を開発している。
当初予定されていた、7月中の開始は州外の顧客にとっては朗報であるが、Bakktの計画を見てきた業界筋は、早期ローンチはリスクが大きすぎるとの見方を示していた。
Today kicks off user acceptance testing @ICE_Markets for the Bakkt Bitcoin Daily & Monthly Futures contracts
Testing is proceeding as planned with participants from around the world
— Bakkt (@Bakkt) July 22, 2019
Bakktは今月23日に初となるテストを実施し、世界中のトレーダーがテストへの参加を希望した。
大きな注目を集めているBakktのビットコイン先物取引だが、問題を解決し、慎重なローンチを期待したい。