【注目】リップル、第2四半期の報告書を発表|総売り上げは2億5151万ドル(約272億円)を記録

リップル、第2四半期の報告書を発表|総売り上げは2億5151万ドル(約272億円)を記録

2019年7月24日、リップルが第2四半期の報告書を公開。総売り上げは2億5151万ドル(約272億円)となり、第1四半期と比較すると8209万ドルアップした。
売上の内訳を見てみると、機関投資への直売は1億687万ドル(前期は6193万ドル)、個人投資家による取引所売買であるプログラマティックセールは1億4464万ドル(前期は1億749万ドル)となり、いずれも売上は増加している。

なお、取引所による出来高の水増し疑惑が各方面から指摘されるなか、リップルは今年6月3日に問題に対しての処置を行うと発表。正確な出来高を求めることにより売上が少なくなるが、取引の透明性を重視することでユーザーとの信頼関係を大切にしたいとコメントを出した。
一時的に売買を停止したものの、実際には前期と比較して、減少するどころか大きく増加する結果となった。

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2019.03.24

売上バランスの変化をチェック

2018年1月にリップルが最高値をつけた時の報告書を見ると、総売り上げは1億6770万ドル、機関投資家への直売は1660万ドル、取引所売上は1億5110万ドルで、圧倒的に個人投資家の売買が強かった。ツイッターでの猛烈な買い煽りを記憶している方も多いだろう。
次の2018年第2四半期のデータを見ると、総売り上げは7353万ドル、機関投資家への直売は1687万ドル、取引所売上は5666万ドルにまで落ち込んだ。ビットコインの価格暴落に伴い、リップルを始めとするアルトコインも軒並み取引量が落ち込んだためだ。

今年の第2四半期はビットコインの価格上昇に伴い、リップルも売上を大きく伸ばしたと言える。加えて、機関投資家の資金も大量に流れ込み、強気相場を後押ししている。

第3四半期は保守的なアプローチを計画

仮想通貨マーケット全体において、各取引所の出来高水増し疑惑が持ち上がる中、リップルは第3四半期、より保守的なアプローチをとることを計画している。リップルが信頼できるパートナーとして選んだのは、第2四半期に「疑念のある出来高を排除」して正確なデータを出すために協力したCryptoCompareだ。
今後リップルはCryptoCompareが提供するデータを基準として採用することになる。売上や出来高の数字を増やすために企業は時にデータをごまかすことがあるが、リップルはその逆をやろうとしている。ユーザーの想いや期待を裏切らない姿勢は高く評価したい。

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2019.07.24