CFTC職員になりすまして仮想通貨を詐取|約40万ドルの罰金・賠償の支払いを命じる
テキサス州の連邦裁判所は10日、投資家からビットコインを引き出すため、米国商品先物取引委員会(CTFC)の職員を装い、不正に金銭を求めたとして2人の個人に対して罰金と賠償の支払いを命じたことを発表した。
今回、CTFCの職員を装ったMorgan Hunt被告とKim Hecroft被告の2人は、訴訟に関して民事罰金と賠償金の約400,000ドルを支払うよう命じられている。 さらには、CFTCは今回の詐欺に対して、両被告による被害に対する賠償、罰金、違法な利益の没収、またCFTC規則及び、商品取引法に反することから無期限での取引禁止及び、登録の禁止を求めているという。
事件が発生したのは昨年9月、CFTCがビットコインを詐取したとして2人の被告に対して訴訟を起こしていた。
被告の2人らは、フェイスブックや電子メールを使用し、ユーザーからビットコインを入手。集めたビットコインについては利益を獲得するために投資すると嘘の説明を行っていたようだ。
また、説明する際には偽の口座明細書やCFTC職員のなりすまし、CFTCの顧問弁護士によって書かれた偽造文書、CFTCの公式印鑑など、様々な方法を使用して資金をだまし取ったという。
今回の一連の詐欺事件についてCFTCの執行部長であるJames McDonald氏は、次のように述べている。
「CFTCが繰り返し警告しているように、個人顧客は、なじみのないインターネットWebサイトやソーシャルメディアで仮想通貨を購入または取引する前に注意を払うべきです。
CFTCは、それが税金または料金を徴収しないことを繰り返し、投資している大衆を教育し、この分野での不正行為を積極的に追求し続ける。」