NSA国際的監視網を内部告発したスノーデン、NSAの機密文書を保管していたサーバ費用をBTCで支払ったことを明らかに
NSAおよびCIAの元局員であるエドワード・スノーデンは25~26日にカリフォルニア州サンフランシスコで開催された「Bitcoin 2019 Conference」にオンラインビデオ出演し、内部告発のための機密文書を保管していたサーバの費用を、ビットコインで支払っていたことを明らかにした。
現在ロシアに亡命中のスノーデンは、2013年当時NSAの下請け企業ブーズ・アレン・ハミルトンを通じ、ハワイのNSA地下軍事施設でシステム管理者として勤務していた。そこでは国民の個人情報に関する機密文書に常時接触可能な立場にあったという。
そしてスノーデンは2013年6月に、NSAやCIA勤務時代に見てきたアメリカ合衆国の行き過ぎた監視体制を、イギリス、アメリカ、中国のメディアに告発した。
この行為により、スノーデンはアメリカ合衆国から追われる身となり、現在ロシアに亡命している。
スノーデンは、NSAの機密文書を世界に漏洩させるうえでビットコインは重要な役割を果たしたと述べた。
さらに仮想通貨は悪質な犯罪者に利用されているという批判的な見解に対し以下のように一蹴した。
ほとんどの犯罪者は米ドルを使用している。
スノーデンは仮想通貨エコシステムに対しては積極的な支持を表明していたが、その「設計」については否定的な見解を示していた。
彼のビットコインに対する突然の支持は、強気相場に起因する可能性があるだろう。