GateHubでハッキングされたXRP、取引所バイナンスや他の仮想通貨取引所への移動を確認
5月30日から6月5日に渡って、GateHub(ゲートハブ)が提供する約80ウォレット近いXRPレジャーウォレットから2300万XRPもの仮想通貨リップル(XRP)ハッキングされた事件に関して最新の情報が明らかになった。今回明らかになったXRPの情報は2つであり、いずれもハッキングされたXRPがどこの取引所へと流入しているかというものである。
まずはじめに明らかになったのは今月9日、ハッキングされた仮想通貨XRPが仮想通貨取引所ChangeNowを通過したことを同取引所が確認、50万以上のXRPを保護および回収することに成功したというのだ。
発表で取引所ChangeNowは次のように、XRPをどのようにして回収したのかを説明している。
「私たちのチームの迅速で調整された行動のおかげで6月9日、ハッカーが私たちを介して行なったXRPの交換をやめることに成功しました。私たちを介して転送しようとしたリップルの合計額は2,500万です。私達は50万以上のXRPを保持することに成功しました。それは印象的な数字ですが、私達は私達の側でするべきことがもっとあるかもしれないと思います。」
また現在、保護してあるXRPは取引所ChangeNowのコールドウォレットに保管しているようであり、その後GateHubに返金することを約束している。
そして2つ目は本日14日、クジラなどの大型ウォレットの追跡などを行うTwitterアカウントwhale alert(@whale_alert)が、GateHubからハッキングされたXRP資金が、取引Binance(バイナンス)に転送されていることを確認した。
It looks like the hacked GateHub XRP have been transfered to Binance.
— Whale Alert (@whale_alert) 2019年6月14日
同氏がつぶやいた内容では、当初のツイート内容に「GateHubからハッキングされたXRPのうち、999,900XRP(399,030USD)が道のウォレットに転送されている。」と報告。そのツイートを引用して、バイナンスへと流入しているのではないかと報告した。
これについて取引所バイナンスのCEOであるCZ氏は自身の公式Twitterにて「on it!(分かりました。)」と返事を返しており、今後の対応に動くかどうかが注目されている。