オーストラリア規制当局、ICOに関するガイドラインを発表
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は30日、仮想通貨の資金調達方法であるICO(イニシャル・コイン・オファリング)および、仮想通貨に関するガイドラインを発表した。
AISCは以前からICOおよび、仮想通貨に関する規制や注意喚起を呼びかけてきたが、今回のガイドラインではIEOに関するガイドラインの詳細が明かされた。
今回のガイドラインでは、仮想通貨に関する事業がその国での会社法および、ASICが制定する法の下に従う必要があるというものである。
また、ASICによると仮想通貨が金融商品のカテゴリーに該当する場合、発行会社またはそのような商品を取り扱うその他の第三者は、オーストラリアの金融サービス(AFS)のライセンスを保有する必要があるという。
さらに、ビットコインなどの仮想通貨をマイニングする企業も決済という過程の一部とみなされ、今回のライセンスの保有に該当するようである。
ASICのコミッショナーであるジョン・プライス氏は、今回のガイドラインについて次のように述べている。
「仮想通貨を提供している企業、または暗号資産に関連してサービスを提供している企業は、オーストラリアの関連法をすべて順守しているため、適切な問い合わせを行う必要がある。
最低限、金融商品が募金活動に関与しているかどうかにかかわらず、オーストラリア消費者法に基づく誤解を招く行為や詐欺行為に対する禁止が適用されます。」