バイナンスCEO、「検討した結果、ロールバックはしない」と発表

バイナンスCEO、「検討した結果、ロールバックはしない」と発表

バイナンスCEOであるCZ氏は本日14:30(日本時間)頃、ロールバックの検討について「さまざまな関係者と話をした結果、ロールバックをしないことにしました。」と自身の公式Twitterにて発表を行なった。


これによってビットコインの信用性が、これまで通り書き換えることができないものとなる。

世界最大の仮想通貨取引所BInance(バイナンス)は7日、大規模なハッキング被害を受け、CEOであるCZ氏はバイナンスの公式Twitterにて緊急のライブ会見をスタートさせた。

バイナンスのハッキング事件は2019年5月7日17時頃(現地時間)、不特定の悪意あるハッカーから7,000BTC(約45億円)が不正に引き出されていたことを発見、その後、CZ氏はハッキングの状況を報告し、バイナンスアカウントの入出金を停止することを発表した。

ハッキングされたビットコイン(BTC)は同プラットフォームが管理するホットウォレットからハッキングされていることが判明しており、同プラットフォームが管理するBTCの約2%が保管されていたようだ。

バイナンスCEO、「ロールバックする可能性がある」

そして、ライブ会見にて重大な議論が繰り広げられている。その内容では、「ビットコインを今後2、3日の間にロールバックする可能性がある」と発言したのである。

ロールバック(Roll Back)は、その名の通り「巻き戻し」という意味であり、ブロックチェーンに書き込まれたデータのいらない部分を切り落とし、新しいデータ(ブロックチェーンデータ)に書き換えるというものである。

ではビットコインのブロックチェーンをロールバックするメリット・デメリットは、なんでしょうか?

まずはリールバックのメリットには、今回ハッキングされた7,000BTC(約45億円)という金額よりも、ロールバックした後にブロック生成した際に、マイナーに支払われた報酬の方が安くなるのではないかというものだ。

そしてデメリットについては、当然のことながら「ビットコインの信用性が失われてしまう」という点である。

しかし今回の発表によってビットコインをはじめとする仮想通貨市場の信用性は保たれ、今後の判断にも影響がありそうだ。

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。