世界最大の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)は、ビットコインなどの仮想通貨が低迷しているなか、その成長とともに独自トークンのBNBの価格が高騰している。
取引所バイナンスの独自トークンであるBinanceToken(バイナンストークン)は12日、ビットコイン(BTC)建ての取引高が、これまでの取引高で最高値を記録した。
現時点でのBNBトークンのビットコイン建ての取引高は、0.002688BTCまで急上昇。これまでのビットコイン建手の取引に関しては、2017年7月14日にBNBがトークンセールとしてICOが行われた際に、0.10ドルから9,600%の上昇を見せていた。
BNBトークンの急上昇
独自トークンであるBNB(バイナンストークン)の急上昇は6日、仮想通貨市場が下落トレンドに突入しているなか、「17.2%」の上昇率を記録した。
これらの最も注目された要因として、トークン販売のプラットフォーム「Binance Launch PAD(トークンローンチパッド)」が注目されたことである。ローンチパッドは今月3日、仮想通貨BitTorrent(ビットトレント)をわずか約14分間で23.76億BTT(約700万ドル)で完売させたのだ。
このローンチパッドの成功でバイナンスに対する市場からの期待感からBNBが上昇。さらにバイナンスのCEOであるCZ氏は、送金プラットフォームのリップル社の送金サービスについて「将来的にリップル社の送金サービスであるxRapidとパートナーを結びたい。」と発言。
独自ブロックチェーンであるバイナンスチェーンなどのプラットフォームの成長が、BNBトークンの急上昇を支えているようだ。