SushiSwap、3カ月で3,000%の大幅上昇|新プロジェクトMISOを発表

SushiSwapが3カ月で3,000%の大幅上昇

プロジェクトのガバナンストークンであるSushiSwapは、過去3カ月間で、取引量と市場価格の面で3,000%の大幅な上昇を記録したことが明らかになった。

SushiSwapより画像引用

SushiSwapは3カ月の間に0.52ドルから15.60ドルに急増。市場価値も約3000%の増加をみせており、これまでにない大きな価格上昇を見せている。2020年11月4日、プロトコルの流動性はわずか2億5800万ドル、約270億円だったが、現在、プロジェクトの流動性は29.7億ドル、約3,133億円と1000%以上の増加だ。今回の高騰はushiSwapが最近経験した根本的な変化を反映していると考えられており、SushiSwapの流動性が大幅に上昇したことに影響を受けているとみられる。

SushiSwapは、プロトコルから生成された取引手数料をSUSHIトークンとともに報酬として、流動性プロバイダーに支払っており、流動性の上昇に起因していると考えられ。また、2020年後半、SushiSwapはYearnFinanceと合併したことにより、SushiSwapはYearnの開発リソースにアクセスできるようになった。これにより、スワップ、オプション、先物、およびローンを1つの契約にまとめたサービスであるDeriswapのリリースを予定している。さらに驚くべきことに、Messariの研究者であるライアン・ワトキンス(Ryan Watkins)氏は、プロトコルが2021年1月にSushiSwap参加者に610万ドルの報酬を与えたと報告。これはDeFiプロトコルがこれまでに配った最大の金額である。

SushiSwapが新プロジェクトMISOを発表

一方、SushiSwapチームは、開発者がSushiSwapを用いて、新しいプロジェクトを立ち上げることを可能にする一連のスマートコントラクト「Minimal Initial SushiSwap Offering(MISO)」を発表。MISOを使用することで、ユーザーはプロジェクトの流動性をブートストラップすることができる。これは、取引量を増やすことによってプロトコルを支援し、プロトコルに対してより多くのメリットを与えることになりそうだ。

2021年1月9日、SushiSwapチームは、2021年のロードマップを発表し、レイヤー2ソリューションを検討していることを示唆しており、さらなる流動性の拡大につながるとみられる。