ライトコイン(LTC)が「9%」の急上昇!|匿名プロトコル「Mimblewimble」の実装が要因か!?
ビットコインは現在、前日比-0.26%の下落と下落トレンドに突入しているなか、仮想通貨の「銀」と呼ばれているライトコイン(LTC)が奮闘している。
執筆時点でのライトコイン(LTC)の価格は35.48ドル(約3900円)。前日の価格は32.71ドル(約3500円)から約9%もの上昇率を記録した。この相場での上昇はライトコインにとって大きな前進になる。
さらに8日のライトコインの上昇は、過去1ヶ月間の高値を更新しており、時価総額4、5位に位置していた仮想通貨EOS(イオス)およびビットコインキャッシュ(BCH)の時価総額を初めて追い越しているのだ。
ライトコインの上昇要因とは
ではなぜ、このように仮想通貨市場が不安定にも関わらずライトコインはなぜ上昇しているのか。上昇の要因としてあげられているのが2月7日に発表された「ライトコイン財団」と「仮想通貨Beam(ビーム)」との協力発表である。
Litecoin Foundation and Beam Cooperation Announcement https://t.co/H6SwsiruwV #SovereigntyByDesign #Mimblewimble #Litecoin @SatoshiLite pic.twitter.com/oMfYeOl6TY
— @Beamprivacy (@beamprivacy) 2019年2月7日
仮想通貨Beam(ビーム)は匿名技術として「Mimblewimble」というプロトコルを実装した数少ない仮想通貨である。ライトコインは拡張ブロックを介して「Mimblewimble」を実装することを目指しているようだ。
この発表についてライトコインは次のようにLTCトークンの報告をしている。
「通常のLTCからMimblewimbleのLTCへの変換、およびその逆の変換を可能にすることで、Litecoinにプライバシーと代替性を追加するための調査を開始しました。 」
仮想通貨Beam(ビーム)は1月3日、メインメットをローンチした際に約83%の上昇率を記録。さらに8日には複数の仮想通貨取引所に上場するとその価格は500%の上昇率を記録している。
現移転で匿名性のプロトコルである「Mimblewimble」が実装された仮想通貨は、仮想通貨Beam(ビーム)と仮想通貨Grin(グリン)の2通貨のみである。今回のライトコインの発表によってLTCの匿名技術および市場での人気が高まるのは時間の問題かもしれない。