CCIDが2019年初の仮想通貨・ブロックチェーン格付けを発表
2019年に突入し、中国の情報産業興行センター(CCID)は今年初となるブロックチェーンおよび仮想通貨の格付けを発表した。
今回発表されたCCIDの格付けでは、前回に引き続き仮想通貨EOS(イオス)がトップにランクイン、2位にはイオスと同様のdApps(分散型アプリケーション)のプラットフォームを構築する仮想通貨Ethereum(イーサリアム)がランクインした。
イオスは合計146.9ポイントで、前回の合計156.1ポイントより少しポイントを下げている。
ポイント評価のマイナスについて仮想通貨市場全体の下落および、新たなブロックチェーンに関する技術進歩の低迷が要因となっているようだ。
そして今回の発表で最も話題を集めたのが時価総額1位に位置し、仮想通貨市場の誕生のきっかけとなったBitcoin(ビットコイン)が合計96.3ポイントで15位にランクを上げたことである。ビットコインは前回(12月頃)のCCIDの格付けにおいて計96.1ポイントで18位にランクインしており、3つ順位をあげることとなった。
その他の仮想通貨格付けについて
その他の仮想通貨についてはあまり大きな変動は起きていない。
しかし、仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)は大きく順位を下げることとなっている。その要因として今月8日、米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が公開した報告書によってETCブロックチェーンが51%攻撃を受けていることが報告された。
ETCのコミュニティはこれについて当初はハッキングを受けていないと発表していたが、同月の8日、仮想通貨取引所Gate.ioの報告によってETCネットワークが51%攻撃されていることと、ETCネットワークに攻撃したETCアドレスを特定したことを発表。各取引所はETCの取引中断を発表していた。
また、3位にはNEOのエアドロップから誕生したOntology(オントロジー)が前回の4位から3位にランクアップしており、中国から誕生した仮想通貨が着々と順位を上げている。