ApeCoin DAOがArbitrum上で独自のApeChainネットワークの開発へ

ApeCoin DAOがArbitrum上で独自のApeChainネットワークを開発へ

エイプコイン（ApeCoin/APE）の分散型コミュニティは、Horizen Labsの支援を受け、Arbitrum（アービトラム）上でApeChainネットワークを開発することに投票した事が分かった。

Congratulations to @apecoin DAO on its decision to develop ApeChain utilizing the Arbitrum tech stack!

With $APE serving as both the gas and governance token for ApeChain, Arbitrum Orbit's customizability empowers @ApeCoin DAO with true ownership and control over this…

— Offchain Labs (@OffchainLabs) February 15, 2024

スナップショット#19,095,282の結果によると、Arbitrum上のApeChainネットワークの進歩を支持して、約2,500万のAPEトークンがキャストされ、これは有権者の50.35%を占め、Polygon（ポリゴン）が次に望ましい選択肢として浮上し、票の32.5%を確保している。2024年2月15日（木曜日）のXへの投稿で、Arbitrumテクノロジーのオリジナル開発者であるOffchain Labsは、APEトークンが次期ネットワークのガストークンとガバナンストークンの両方の役割を果たすことを明らかにした。

さらにチームは、ApeCoin DAOコミュニティがArbitrumのオンチェーンガバナンスアプローチによって促進される他の機能を導入する権限を持つことを強調している。AIP-378提案の中で、ブロックチェーン開発者であるHorizen Labsは、ApeCoinの長期的なサポーターおよび保有者になることに専念することを表明し、「ApeCoinの長期的な保有者およびサポーターになる」というコミットメントを強調した。

年間収益700万ドルを生み出す可能性も

Horizen Labsはさらに、ネットワークが1日あたり0.02ドルの取引手数料マージンで100万件の取引を処理した場合、ApeCoinを管理する分散型自律組織がApeChainを利用して年間収益700万ドル（約10億円）を生み出す可能性があると示唆している。

しかし、Arbiscanのデータによると、Arbitrum自体でも100万件を超えるトランザクションが発生した日を経験していることを考慮すると、将来のネットワークがこのような高い需要に見舞われるかどうかは依然として不確実だ。同社によると、ApeChainネットワークの開発戦略は、NFTマーケットプレイスのMagic EdenやAnimoca Brandsの子会社であるDarewise Entertainmentなど、他の仮想通貨企業からの支持を集めている。なお、同社は、提案で概説されている作業範囲について、ApeCoin DAOから「いかなる形の補償も求めない」と述べている。

協定の一環として、Arbitrum Foundationは、ApeChain Security CouncilとBlock Explorerの経費をカバーするための助成金を3年間提供することを約束している。