ビットコイン(BTC)のこれからの価格動向は?|テクニカル市場分析
2019年に突入した仮想通貨市場は、2018年の暴落を払拭する気配を見せていたが、順調に伸び続けることは難しかった。
2019年に入りビットコイン(BTC)の価格は最高値約4100ドル(約45万円)を記録していたが、2019年1月11日時点のビットコインの価格は約3600ドル(約39万円)の最安値を記録している。1月7日にクリスマスラリー以来の大幅な上昇をを見せたビットコインだが、12%近い下落率を見せた。
EWNのアナリストであるレイチェル・リー氏は、ビットコインの価格について「SMA(単純移動平均/Simple Moving Average)によるテクニカル分析みると、市場ば売却の牽引力が強まる可能性がある」と分析している。
引用元:EWNより
このチャートによるとSMA(単純移動平均/Simple Moving Average)では、青色の短期SMAが赤色の長期SMAを下回っており、投資市場において下落トレンドを示している。
しかし、一定期間における値動きの強弱を数値化した指標であるRSI(相対力指数/Relative Strength index)ではすでに、売られ過ぎの領域に突入しており、市場の反応として買い上げされる可能性が示されているという。
これらの市場分析について多くのアナリストは、「短期的な修正のための下落に過ぎない」と分析されている。
そして下落要因として考えられているのが8日に米仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が報告した、イーサリアムクラシック(ETC)ネットワークへの51%攻撃である。ビットコインの直接的な影響はないが、仮想通貨市場への懸念から投資家およびユーザーの売り圧力が影響していることは間違えないであろう。