キルギスタン、BNBチェーン上でステーブルコインを発行=2026年までに国家CBDCの導入を目指す| NEXTMONEY

キルギスタンがBNBチェーン上でステーブルコインを発行へ

キルギスタンは、経済近代化と地域ブロックチェーンのリーダーとなるため、国家ステーブルコインを発行し、デジタルソムCBDCを準備している。

Updates from Kyrgyzstan🇰🇬
– The National Stablecoin launched, on @BNBChain
– The CBDC is ready for rollout. Yes, both. CBDC will be used for gov related payments, etc
– The National Cryptocurrency Reserve set up, #BNB included
– LE training
– Binance Academy with 10 top… https://t.co/KPrL0pnsWG pic.twitter.com/SInh5aCPMZ

— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) October 25, 2025

日本語訳：
キルギスタンからの最新情報
– 国家ステーブルコインが開始
– CBDCの導入準備は整いました。はい、両方です。CBDCは政府関連の支払いなどに使用されます。
– 国家暗号通貨準備金（#BNBを含む）の設立
– 法執行機関のトレーニング
– 10のトップ大学と提携したBinanceアカデミー
– Binanceアプリはキルギス語に完全ローカライズ
– 1000人以上が参加したビシュケクでのBinanceミートアップまた、ethsignキルギスと協力すること。彼らは素晴らしい仕事をしました！
yzilabsは少数株主です。私たちは、単なる資金投資ではなく、真の戦略的価値を提供することに注力しています。

キルギスタンは、BNBチェーン上で運用され、自国通貨に1:1で裏付けられたKGSTステーブルコインの発行を発表。CBDC（中央銀行発効デジタル通貨）の開発計画も併せて発表された。この計画に加え、政府はBNBをはじめとするデジタル資産を含む国家仮想通貨準備金を創設する意向だ。

バイナンスの創設者で、キルギスタン暗号委員会の戦略顧問を務めるCZことジャオ・チャンポン（趙長鵬：Zhao Changpeng）氏によると、これらの決定は2025年10月24日（金曜日）、サディル・ジャパロフ（Sadyr Japarov）大統領も出席した国家仮想資産・ブロックチェーン技術開発評議会の第2回会議で行われた。

現地メディアの報道によると、委員会は2カ月以内に国家デジタル資産準備金の枠組みを提案し、KGSTを国際プラットフォームに上場するための取り組みを開始する計画だ。政府は、ステーブルコインとCBDCが投資誘致とデジタル経済の成長促進に役立つと考えており、同大統領は関係当局に対し、仮想通貨法制の推進を指示し、中央銀行に対しデジタルソムの試験運用を開始するよう命じた。

パイロットテストは、キルギスタン共和国中央銀行がBuild Block TECHを用いて構築したデジタルソム・プラットフォームのデモを基に、導入は3段階に分かれて実施される。第一段階で商業銀行との連携、第二段階に中央財務省への資産統合、そして第三段階にてCBDCの全国展開前にオフライン取引の試験運用を実施する計画で、キルギスタンの中央銀行は次のように述べている。

3つのフェーズ全てで試験運用が成功した後、プラットフォームは全国展開され、規模が拡大される

なお、最終決定は2026年以降になる見込みだ。

デジタルリテラシーと教育にも重点

キルギスタンはデジタルリテラシーと教育にも重点を置いており、同大統領は各省庁に対し、ブロックチェーンと人工知能（AI）の専門家を育成するプログラムの作成を指示した。

また、バイナンスの教育部門バイナンスアカデミー（Binance Academy）を、同国内の主要10大学でコースを開設する予定で、CZ氏は、教育、ステーブルコイン、CBDCを組み合わせることで、キルギスが地域においてデジタル金融エコシステムが十分に発達した最初の国の一つとなる可能性があると強調。同国政府は、2028年までにすべての公共サービスをブロックチェーンに移行する計画を発表した。