取引所Coinbase(コインベース)|異なる仮想通貨を変換できるサービス「Convest」を発表
米国の大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は12日間の重大イベント期間の8日目、新たなる革新的なサービスの提供を発表した。
8日目の重大な発表としてコインベースは「Convest」と呼ばれる機能を実装し、ビットコイン(BTC)を含める6通貨の仮想通貨を、他のブロックチェーンを基にした仮想通貨へ交換できるサービスを公開した。
Starting today, you can convert one crypto to another on Coinbase. Conversions are available between Bitcoin (BTC) and Ethereum (ETH), Ethereum Classic (ETC), Litecoin (LTC), 0x (ZRX), or Bitcoin Cash (BCH).
It’s Day 8 of 12 Days of Coinbase. Learn more: https://t.co/VshJf7FOMZ pic.twitter.com/wLyJPfkKcA— Coinbase (@coinbase) 2018年12月17日
今回発表された、異なるブロックチェーンを基にした仮想通貨は次の6通貨である。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- 0x(ZRX)
以上の6通貨同士でトークンの交換を可能にすることが可能となった。例としてビットコインからイーサリアム、イーサリアムからライトコインなど異なるブロックチェーンでの仮想通貨の交換が可能である。
コインベースの発表とは
コインベースはこれまでにBTC,BCH,ETH,LTC,ETC,ZRX,BAT,ZECの8つの通貨をサポートしている大手仮想通貨取引所である。そんな仮想通貨取引所コインベースは12月7日、時価総額上位に位置するXRP(リップル)、EOS(イーオーエス)、XLM(ルーメン)を含む、30種以上の通貨を新たに上場候補に加えると発表。
上場されたトークンは、アメリカ、イギリス、EU、カナダ、シンガポール、オーストラリアのユーザーや投資家を対象にCoinbase Proにて利用することが出来る。
さらに発表の中でコインベースは12日間の期限の中で重大な発表をすることを公言した。
すでに12日間の期間の中で、同取引所内のドル残高を、オンライン決済サービス「PayPal(ペイパル)」の決済口座へと即座に引き出すことができるサービスを開始する発表をしている。
新機能「Convest」の詳細
Convestと呼ばれるトークンの変換機能は、PCなどを中心としたプラットフォームである「Coinbase.com」はもちろんのこと、コインベースのiOSおよびAndroidアプリで利用できる。
また、取引手数料やトークンを変換する際のコストや時間的なロスについては、トークン変換は2つの別々の取引で行われるより速く、時間ロスなく即座に行れる。さらに一般のプラットフォームで使用される取引よりも低い手数料で使用できるとのことだ。
コインベースは同社の公式プレスリリースにて、次のように発表について述べている。
「Coinbaseがネイティブの支払いアクセスを提供している34カ国のすべての国で、暗号化された通貨を顧客に変換する機能を徐々に展開していきます。途中で顧客の声を集め、時間をかけて機能を繰り返し続けます。」
コインベースの12日間の発表のうち、残り4日の期間が残されている。これまでプラットフォームに関する発表が行われてきたが、コインベースの上場とされる30通貨の仮想通貨の動向に注目が集まりそうだ。