インドの仮想通貨取引所WazirXが大量のアカウントを禁止に
インド仮想通貨市場をリードする仮想通貨取引所WazirX(ワジールX)は、3月21日(火曜日)に透明性レポートで、同社が過去5カ月間で2,431のアカウントを禁止した事が分かった。
発表されたレポートによると、アカウントの除外は、LEA(Law Enforcement Agencies:法執行機関)の指示の下、会社の内部取引監視プロセスの一環として実行されたとのこと。特に、同社はレポートの中で、同取引所が「疑わしい活動をしている」アカウントを精査していると主張。また、同取引所は、サードパーティプラットフォームの助けを借りて疑わしい活動をしているアカウントを積極的に特定し、情報をFIU-IND(Financial Investigation Unit:インド財務調査ユニット)と共有。リクエストに応答するまでの平均所要時間は、最初のカット応答は25分であったとのこと。
仮想通貨を不正行為から解放し、信頼できる環境へ
同報告書は、WazirXがLEAからほぼ431件の要求を受け取ったと主張しており、そのうち46件は外国人で、385件はインド人であり、これらのアカウントについて、は疑わしいと判断し、ブロックしており、刑事訴訟、および調査に関連していた事を明らかにした。
2022年10月から2023年3月までの期間に同取引所は、総取引量3億9,000万ドル(約509億円)に対して要求を受け取っており、同社のラジャゴパル・メノン(Rajagopal Menon)バイスプレジデントは、透明性レポートの議題を次のように説明している。
透明性レポートは、ユーザーのために安全で信頼できる仮想通貨エコシステムを実現するという私たちのコミットメントの証です。プラットフォームをよりユーザーフレンドリーにすることに注力し、ユーザーが懸念事項について接続できるように堅牢なカスタマーサービスを提供しました。
なお、同氏は、LEAと協力する取り組みは、「仮想通貨を不正行為から解放し、信頼できる環境をもたらす」という同社のビジョンに根ざしていると述べている。