ビットコイン(BTC)の急騰要因の真相とは|「大口のクジラ?」「アクティブウォレットの増加?」
ビットコイン(BTC)は今月2日の午後1時半付近、急激に価格が高騰し、一時的に57万円付近まで推移。さらには、1時間で約20%以上の高騰を記録しており、2017年のボラティリティを彷彿させる急上昇を見せた。
そして今回、ビットコイン価格の暴騰に関して、どのような理由から仮想通貨市場全体の急上昇につながり、どのような背景があったのでしょうか。
まずはじめにビットコインの急上昇について「大口のクジラが動いた」という考えと「アクティブウォレットの急増」という考えが、上昇に関係しているのではないかとされている。
大口のクジラが動いた
「大口のクジラ」について、イギリスの仮想通貨関連投資ファンドBCBGroupのCEOであるOliver von Landsberg-Sadie氏は、「ビットコインが急騰した際に、いくつかの仮想通貨取引所において大量のビットコインが購入されていた」と発言している。
「これら3つの取引所で、およそ2万BTCというアルゴリズムで管理された単一の注文がありました。これら3つの取引所のそれぞれのボリュームを見たところ、1時間のうちに約7,000 BTCものボリュームそれと一致しています。」
アクティブウォレットの急増
そして大口のクジラが動いたという考えに対し、米ブルームバーグは「アクティブウォレットの数が過去2週間で急増した」と報道している。
Flipside Cryptoと呼ばれるデータによると、ビットコイン(BTC)が保有されているウォレットの数が、急上昇した日の2週間前から急激に上昇していたことが明らかとなったようだ。このデータの内容は、通常であればビットコインの40%~50%のウォレットが、1~6ヵ月で動かないとされるウォレットに入っているのだが、3月15日から、この割合が10%に低下したという。
このデータについてFlipside Crypotoの共同創設者でありCEOでもあるDave Balter氏は、次のように述べている。
「これはおそらく、この資産クラスに対する認識または自信の変化を意味します。」