ビットコインの価格は、2019年に向けてナスダックやBakkt(バクト)のビットコイン先物などの好影響ファンダメンタルが報告されるなか、これからも下落し続ける可能があるとBloomberg(ブルームバーグ)のアナリストが分析を行った。
ブルームバーグのテクニカルアナリストであるMike McGlone氏は、ビットコインの価格は1500ドルまで下落する可能性があるという。
アナリストによる市場分析
ビットコインは過去数日間において、過去最安値となる40万円台まで下落している。仮想通貨市場として2017年11月は最悪の月となり、11月26には3,522.58ドルという値段をつけた。これらの11月の暴落後にはボラティリティが高まったが、その後はビットコインが誕生した7年間で月間最大の下落を引き起こしている。
DMI(Directional Movement Index)による分析では、ビットコインは強い売却トレンドに巻き込まれており、5月の約9,300ドルから7月の約6,600ドルへと下落した。この急落が、ビットコインがどのように下落するかを示すインジケータであり、ビットコインは継続的にこれからも下落する可能性があるという。
特定の通貨に対する相場のトレンドに注目した指標として使用され、トレンドの方向やトレンドの強さを可視化するために考案された指標である。
さらに、ADX(Average Directional Index)ではビットコインの上昇トレンドは7月以来の最高水準に達している。しかし今月12月の下落(売却)指数は現在、47に位置しているが、12月半ばには50を超えており、今年に入ってからはこのような下落パターンは初となるようだ。
トレンドの強さを測定する指標であり、 DMIと合わせて指標に使われるのが一般的である。
これらの市場分析についてMike McGlone氏は次のように語っている。
ビットコインの下落を引き起こしたビットコインキャッシュ(BDH)のハードフォークは、技術があまりにも新しかったことを伝える重要な誘因だった。あなたは、これらの厄介な出来事はビットコインキャッシュとビットコインのお互いを破壊すると脅かされていた。そして、機関はこれをしばらく離れておくのが最善だろう。
Bitcoinの価格が1,500ドルの連続平均値に達するのを防ぐための措置はほとんどない。市場が2017年の狂気を逆転させている古典的な心理的段階にある。
ビットコインの価格はどうなるのか?
ビットコインの価格について多くの仮想通貨に関する著名人が分析をしている。Genesis Trading(ジェネシス・トレーディング)のCEOである、Micheal Moro氏は、CNBCの番組内にてビットコイン価格は1週間後に約3000ドルで底をつくと予測した。
しかし、それとは裏腹に2019年にはナスダックとBakkt(バクト)によるビットコイン先物のスタート、バイナンスの独自チェーンである「Binancce Chain」の完成と「Binance DEX」の完成が近づいている。ビットコインの決定的な分岐点は2019年前半にも大きく運命が別れることとなりそうだ。