時価総額3位に位置する仮想通貨リップル(XRP)を基軸通貨としている取引所XRP Unitedは23日、同取引所の取引をユーザーや投資家向けにスタートした。
今回、スタートしたプラットフォームは全ての仮想通貨の基軸通貨としてリップル(XRP)を採用しており、XRPを基軸通貨としている取引所はXRP Unitedが世界初となる。
https://twitter.com/BankXRP/status/1054860945019801602
XRP Unitedは仮想通貨取引所として運営をするに際してエストニアに拠点を置き、公式ライセンスと認可をを受けている取引所である。
XRP Unitedのオンラインサロンで創業者と思われるP3T3RIS氏は、コミュニティサイトである「XRP CHAT」にて次のように述べている。
ご協力いただきありがとうございます。@ at3n 特にこのプロジェクトをどこから始めたのか覚えてくれてありがとう。私たちのチームはすでに7月にXRPベースの交換機を立ち上げようとしていましたが、ソフトウェアプロバイダは約束したものを提供できませんでした。
@GiddyUp 私たちは小さな国際チームであり、会社はエストニアに拠点を置いています。私たちは本当に免許を有し規制されています。私たちが現時点で運営している唯一の通貨はユーロですが、ここからどこへ行くかを計画しています。
私たちは少量のXRPペアから始め、そこから成長していきます。目標はそのビデオの中にあり、すべての真ん中にある。私たちは静かにして、このフォーラムと私たちのコミュニティに密接に従って、これらの月々の背景に取り組んできました。うまくいけば、私たちは皆さんのお役に立てることができます!
10月23日の現時点で、取引されている仮想通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)の3種類であるが、匿名性通貨として仮想通貨ユーザーに最も認知されているコイン「Monero(モネロ:XMR)」がウォレットが統一され次第、XRP United取引所に追加される予定だ。
また、以下の3種類の仮想通貨を法定通貨で購入する際、ユーロ(EUR)のみが対応通貨であるが、P3T3RIS氏は「まずはXRP基軸の取引ペアを順調にスタートさせ、今後EUR以外の法定通貨や取引ペアを増やす計画を立てている」と述べている。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モネロ(XMR):準備が完了次第アナウンスから、上場。
XRP(リップル)の将来性は?
リップルに関しては9月26日、株・FX・各種保険などさまざまな金融商品を取り扱うSBIホールディングスのグループ企業であるSBIリップルアジアが電子決済等決済等代行業者として関東財務局に電子決済を扱う代行業として登録が完了したことをSBIホールディングスHPで発表をしており、日本での活動にも大きな注目が集まっている。
また10月10日、SBIホールディングスの子会社であるSBI Ripple Asia(リップルアジア) が手数料無料で24時間365日送金を可能にする新サービスmoneytap(マネータップ)を開始したことを4日、SBIホールディングス内のニュースで発表している。
取引所で見てみると、カナダに拠点を置く仮想通貨取引所「CoinField」も、仮想通貨リップルを基軸通貨としてサービスを提供する計画を立てていることが判明している。
基軸通貨として、世界中の仮想通貨取引所にサービスを提供する形となれば、XRPの価格上昇が期待できるが、実用的な国際送金としての使用や、有価証券としての問題点の解決には時間がかかりそうである。