10月17日、大手仮想通貨取引所のBINANCEは、ホワイトペーパーで予定されていた通り第5四半期のトークンバーンを完了させたことを発表した。
バーンされたトークン総数は1,643,986 BNBで、金額にしておよそ1,700万ドル(約19億円)である。
#Binance Completes 5th Quarter Token Burnhttps://t.co/KpqcRVHC6l pic.twitter.com/fEfhq8D7iA
— Binance (@binance) October 17, 2018
これにより、BNBトークンの供給量は減少したが、今の所価格はマイナスに動いている。
この動きについて「BNBの取引量が平準化しているか下落しているか」を解説したアナリストの見解に注目が集まった。
The $BNB coin burn is due in next 24 hours. Data on previous burns: pic.twitter.com/rBz8IaHPtv
— BambouClub [BitMEX & Deribit] (@BambouClub) October 16, 2018
BNBの価格はバーン完了から過去24時間でおよそ2%下落。
今年4月に行われたバーンとほぼ同等の価格減少である。
理論的には、BINANCEはトークンを買い戻してからバーンするので、残ったトークンの価値は長期的に上昇するはずである。
それにも関わらず、過去三ヶ月でBNBの価値は20%以上の減少を見せている。
バーンすると価格は上昇するというのがセオリーだが、BNBにはそのセオリーは通じないことが解った。
BINANCEはホワイトペーパーで、最終的に総発行枚数2億BNBから半分の1億BNBにすることが記載されている。
今回を含み計5回行われたトークンバーンで償却された数量は9,200,653BNBである。
最終的に1億BNBがバーンされることを考えると、単純計算で10年かかることになる。