14日、著書「ブロックチェーンレボリューション」の作家であり、ブロックチェーン投資会社のCEOアレックス・タプスコット氏が自身のTwitterで、Local bitcoinsのビットコイン取引量がベネズエラで急増しているとTweetした。
LocalBitcoin volumes in Venezuela continue to skyrocket. This is why bitcoin matters. cc @_jillruth for first flagging this a few months back pic.twitter.com/42TqtLWqHw
— Alexander Tapscott (@alextapscott) September 14, 2018
「Local bitcoins.com」は、中央集権型の仮想通貨取引所とは異なり、ユーザー同士の直接取引が可能な非中央集権化された取引サイトである。
異なる国のユーザーが自国通貨とビットコインを交換できる、いわばOTC(相対取引)サイトだ。
今年はじめ、ベネズエラ政府は「Petro(ペトロ)」という国の独自通貨を発行し、ICO初日でおよそ7億3500万ドルを調達した。
さらに先週、ベネズエラのマドゥロ大統領はハイパーインフレ対策手段として、以前の法定通貨「ボリバル・フエルテ」から0を5つ減らした新通貨「ボリバル・ソベラノ」と仮想通貨ペトロを結びつける計画を発表した。
タプスコット氏は以下のように述べている。
ベネズエラ国民の法定通貨への信頼は崩壊しており、BTCに行き着くのは自然な流れと言える。
同様に通貨危機を抱えているアルゼンチンのビットコイン取引量も急騰している。
Less reported but still as amazing is the skyrocketing #bitcoin volumes in Argentina which is having its own (albeit less severe) currency crisis. Wonder how a global EM contagion with widespread currency debasement will affect bitcoin usage in other countries? India? Brazil? pic.twitter.com/OGyAeaAnL9
— Alexander Tapscott (@alextapscott) September 14, 2018