SANDブリッジに脆弱性:5億トークンの不正発行(ミント攻撃)疑惑でSandboxがチェーン隔離、韓国大手取引所も緊急対応へ

SANDブリッジに脆弱性発覚

メタバース大手The Sandbox(ザ・サンドボックス)のクロスチェーンブリッジにおいて深刻な脆弱性が突かれ、裏付け資産のないSANDトークンが不正に発行(ミント)される問題が発生した。

日本語訳:
Sandbox チームは、Base および BNB Smart Chain (BSC) 上の SAND クロスチェーンブリッジに関する最近の脆弱性を特定し、完全に封じ込めました。影響は最小限で、SAND トークンの…

これを受け運営チームは、被害の拡大を防ぐため「Base」および「BNB Smart Chain(BSC)」とのブリッジ機能を即座に停止し、該当ネットワーク上のSANDを隔離した。一方、基盤となるイーサリアム(Ethereum)およびポリゴン(Polygon)上のSAND、ならびにユーザーの個人ウォレットへの被害は確認されていない。イーサリアム上にロックされている担保用SANDは無事であり、正規にブリッジされた資産の裏付けを維持している。

数億枚規模の不正ミント被害と経済的影響の実態

オンチェーン分析機関の報告によると、攻撃者はクロスチェーンインフラを悪用してトークンを生成した。PeckShield(ペックシールド)社は2つのアドレスで約149億SANDが生成されたと指摘し、Blockaid(ブロックエイド)社は数百件のトランザクションを通じて額面約490億ドル(約7.78兆円)相当の発行が行われたと試算している。

日本語訳:
PeckShieldAlert @TheSandboxGame ($ SAND )が悪用されたようです。149億$ SANDが2つのアドレス(0xAbE0…4D22と0x638C…F296)に分散して発行されました。
SANDの最大供給量は30億枚に設定されているため、一時「大規模な供給量の希薄化」が警戒されました。しかし、The Sandbox側の発表によると、実質的な経済的損害は総供給量の0.01%未満(調達された80ETH・約67.5万ドル相当の流出)に留まると推定されている。

これは、発行された不正トークンがイーサリアム上の正規資産へと引き出されるルート(LayerZeroのピア設定等)を迅速に遮断し、攻撃者による本格的な流出を防ぐことができたためだ。

韓国大手取引所2社が送金・入出金を緊急停止

この事態を受け、投資家保護を目的として主要な暗号資産取引所も即座に対応した。韓国最大級の取引所であるBithumb(ビッサム)とUpbit(アップビット)は、2026年8月22日(土曜日)よりSANDの入出金を一時停止・制限し、価格変動リスクに対する注意喚起を発出した。

この措置は、不正生成されたトークンが中央集権型取引所に流入して売却され、市場が混乱する事態を防止するための慣行に基づくものだ。

ユーザーへの注意喚起と今後の補償方針

The Sandboxは、被害を受けたBaseおよびBNB Chain上でSANDの取引やDEX(分散型取引所)での流動性提供を行わないよう注意を促している。

公式ブリッジの停止中、これらのチェーン上のSANDはイーサリアム上のネイティブ資産と切り離された「孤立した流動性」となっているためだ。プロジェクト側は攻撃発生前のスナップショットを取得済みであり、影響を受けた流動性提供者への補償計画を進めている。調査完了後には、脆弱性の根本原因を解明した詳細なポストモーテム(事後報告書)が公開される予定だ。

 

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。