仮想通貨投資家は要注意!25カ国以上でシードフレーズを盗み出す「OkoBot」マルウェアをカスペルスキーが警告

カスペルスキーが警告!25カ国以上でシードフレーズを盗み出す「OkoBot」マルウェアを

セキュリティ企業のカスペルスキー(Kaspersky)は、暗号資産ユーザーを標的とした危険なマルウェアフレームワーク「OkoBot」を特定し、警戒を呼びかけた

このマルウェアは20以上の悪質なモジュールで構成され、ウォレットの認証情報やブラウザーデータだけでなく、資産の命綱である「シードフレーズ」を狙い定めて窃盗する。すでにブラジルやカナダなど世界25カ国以上で数百人の被害が確認されており、現在も活発に進化を続けている。

ClickFixと偽リポジトリで開発者を狙う巧妙な手口

OkoBotの主な感染経路は、ユーザーを騙して悪意あるコマンドを手動実行させる「ClickFix」と呼ばれるソーシャルエンジニアリング攻撃や、GitHub上の偽リポジトリだ。

正規の管理ツール等に偽装したインストーラーを実行すると、バックグラウンドで「TookPS」というスクリプトが作動。Windows Defenderの機能を無効化した上で、システム情報やウォレットデータをSSHトンネル経由で攻撃者のサーバーへ密かに転送する。特に、日常的にコードを扱うWeb3系の開発者が主要な標的となっている。

ウォレットを乗っ取るSeedHunterとスパイ機能

モジュールの中で最も凶悪とされるのが、ハードウェアウォレットのソフトを標的とする「SeedHunter」だ。
これはLedgerやTrezorといった主要ウォレットの正規画面を、偽のフィッシングページへとすり替える。画面の指示に従ってシードフレーズを入力してしまうと、攻撃者に完全な支配権を奪われ、即座に資金が不正送金されます。さらにOkoBotは、画面録画やキー入力の監視、悪質なブラウザー拡張機能の注入など、執拗(しつよう)なスパイ行為で資産データを掠め取る。

類似の事例として、SNSの偽採用スカウトを装ってWeb3開発者に悪質なリポジトリを実行させる手口も他社から報告されており、エンジニア層を狙う罠が巧妙化しています。

被害を防ぐための必須対策

カスペルスキーは対策として、信頼できないソースやリポジトリからのコード実行を避けること、セキュリティソフトを常に有効にすることを推奨している。また、最も重要なシードフレーズはPC内のメモや写真として残さず、専用のパスワードマネージャーや物理的な手段で厳重に管理することが不可欠だ。

 

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