原資産不足でSpaceX関連商品の提供が停止
Binance(バイナンス)やBybit(バイビット)などが提供を予定していたSpaceX関連のトークン化IPO(Initial Public Offering:新規株式公開)商品が中止となり、参加ユーザーへの返金対応が進められている。
背景には、商品を支える原資産となるSpaceX株の確保難航がある。
xStocksの株式確保難航で割り当て実現せず
今回中止されたのは、投資家がトークンを通じてSpaceXのIPOに関連する投資機会へアクセスできるよう設計された商品で、SpaceXのIPOには高い関心が集まり、Binanceのキャンペーンだけでも5億5,700万ドル(約892億円)超の応募があったとされる。
BybitやBinanceはKraken(クラーケン)傘下のxStocksを通じてSpaceX株へのトークン化アクセスを提供する計画だった。Bitget WalletやMEXCも同様に、xStocks関連商品の割り当て不足の影響を受けた。しかし、xStocksが原資産となる株式を十分に調達できなかったため、各社はキャンペーンの中止を余儀なくされた。
Bybitは、SpaceXの割り当てが実施されないことを利用者へ通知し、申込ユーザーは割り当てを受けられないと説明した。Bitget WalletやMEXCも同様に、影響を受けたユーザーへの返金を発表している。
背景には、SpaceX IPOへの需要集中があったとみられる。報道によると、IPOには募集額を大きく上回る需要が集まり、個人投資家向けに十分な株式を確保することが難しい状況となった。
Binanceは追加補償を発表、CZも利用者保護を強調
Binanceは、参加者が預け入れたUSDCを返金するとともに、補償策として100万ドル(約1.6億円)相当のSPCXBトークンを対象ユーザーへ配布すると発表した。
SPCXBは、将来的に提供予定のbStocks SpaceXトークンとして設計されており、Binanceによれば、規制当局が保有するSpaceXの現物株式と1対1で裏付けられる予定だという。また、Bybitも利用者への補償として追加報酬を提供する方針を示した。
CZ氏は、今回の中止を受けてユーザー保護の重要性を強調した。同氏はXへの投稿で「物事が計画通りに進まなかったときにユーザーを保護する」と述べ、取引所側が返金や補償対応を進めていることを説明した。
今回の中止を受け、各社は返金や補償対応を進めている。
























