Twenty One Capitalへの関与拡大 BTC金融サービス展開も加速
ステーブルコイン発行会社Tether(テザー)社は、ソフトバンクグループが保有していたビットコイン財務会社Twenty One Capitalの株式を取得した。
今回の取引により、TetherはTwenty One Capitalへの影響力をさらに強める。Tether Internationalは2026年5月20日(水曜日)、ソフトバンクが保有していたTwenty One Capitalの株式取得を発表した。取引はSEC(米国証券取引委員会)への提出書類でも確認された。
Twenty One Capitalは2025年4月、Strike創設者のジャック・マラーズ(Jack Mallers)氏をCEO(最高経営責任者)として設立されたビットコイン財務会社だ。設立当初はTether InternationalとBitfinexが主要株主となり、ソフトバンクグループとCantor Fitzgeraldが初期投資家として参加した。
ソフトバンクは2025年6月の契約に基づき、Twenty One Capital株取得のため当初9億9,930万ドル(約1,589.6億円)を支払っていた。取引の正確な財務条件は公表されていない。
今回の取引完了に伴い、ソフトバンクの代表者はTwenty One Capitalの取締役会から退任した。また、ソフトバンクが保有していたクラスB株は消却された。TetherのCEOであるパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)氏は、ソフトバンクがTwenty One Capitalの形成期に信頼性や組織的基盤をもたらしたと評価した。その上で、TetherのTwenty One Capitalに対する確信はさらに深まっていると述べている。
ビットコイン金融サービス企業へ拡大
Twenty One Capitalは、従来のビットコイン財務モデルから、より幅広いビットコイン金融サービス企業への転換を進めている。
同社は今後、ビットコイン融資、マイニング、資本市場サービスを含む事業展開を進める方針だ。Tetherは先月、Twenty One CapitalをStrikeのビットコイン金融サービスプラットフォームおよびビットコインマイニング企業Elektron Energyと統合する複数段階の計画も提案していた。
現在、Twenty One Capitalは43,514BTCを保有している。公開企業としては、843,738BTCを保有するStrategyに次ぐ規模のビットコイン保有企業となっている。
一方で、Twenty One Capital株はニューヨーク証券取引所での取引開始以降、大きな価格変動が続いている。5月20日の発表後にはプレマーケットで約5.6%上昇したものの、SPAC合併前に記録した53ドル(約8,430円)の高値からは大幅に下落した状態が続いている。























