Hut8株、ビーコンポイントキャンパスで98億ドルのAIデータセンターリース契約を締結

Hut8株がAIデータセンターリース契約を締結

Hat8は、テキサス州ヌエセス郡のビーコンポイントキャンパスにて、15年間で98億ドル規模のAIデータセンターリース契約を締結した。この契約を受け、同社の株価は30%近く上昇した。

Hat8は、テキサス州ヌエセス郡にあるビーコンポイントAIデータセンターキャンパスの第1期を商業化するための15年間、98億ドル(約1.5兆円)のリース契約を発表。テナント企業は「高投資適格」企業とだけ発表されている。発表を受け、同社株価は2026年5月6日(水曜日)に35%近く急騰した。

このリース契約は、352メガワットのIT容量を対象とし、年間3%の賃料上昇条項を含むトリプルネットリース契約で年率3%の基本賃料上昇条項が含まれており、フル稼働時には、年間約6億5,500万ドル(約1,024.6億円)、基本契約期間中に累計98億ドル(約1.5兆円)の純営業利益生み出す見込まれている。

この契約は、機密保持契約を結んだ高投資適格のテナント企業との間で、352メガワットのIT容量をトリプルネットリースで提供するもので、テナント企業はハイパースケールAIのトレーニングおよび推論ワークロードにこのキャンパスを利用する予定だ。発表に際して、アッシャー・ジェヌート(Asher Genoot)CEO(最高経営責任者)は声明の中で次のように語っている。

ビーコン・ポイントは、当社が電力事業からスタートし、エンドマーケット全体にわたって柔軟性を維持する理由を明確に示しています。複数のアプリケーションに対応することで、単一用途の開発者には不可能な資産の保証が可能になります。


今後の動き

この施設は、NVIDIAのDSXリファレンスアーキテクチャーに基づき、American Electric Power、Vertiv、Jacobsと共同建設され、初期稼働は2027年第1四半期を予定しており、最初のデータホールは2027年第3四半期に完成予定だ。

Hat8の開発パイプラインは現在、建設、開発、独占契約などさまざまな段階にある複数拠点を含め、合計8,375メガワットに達している。

今回の発表は、2026年第1四半期の決算発表と同時に行われた。売上高7,100万ドル(約111億円)で、2025年第1四半期の2,180万ドル(約34億円)から増加したが、アナリスト予想にいは届いていない。

同社は、主にデジタル資産の未実現損失2億9,570万ドル(約462.3億円)が原因となり、同四半期に2億5,310万ドル(約395.7億円)の純損失を計上。また、同社は3月末日時点で、現金とビットコインを合わせた準備金が約13億ドル(約2,032.4億円)あると報告している。

マイニングの利益率が低下する中、Hat8はAIインフラへと事業転換を図る複数の元ビットコインマイナーの1社だ。同社にとって、Beacon Pointのリース契約は、ビットコインマイニングの継続的な価格変動から同社を守るための長期的な収益基盤となるだろう。

 

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