A16zが州による予測市場規制を巡るCFTCとの争いに参戦
A16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)は、米国における予測市場を巡る激化する論争に参戦した。
A16zは、予測市場を巡る州規制当局との法的紛争において、カルシ(Kalshi)やポリマーケット(Polymarket)といったプラットフォームを規制しようとする州の動きに対し、CFTC(米国商品先物取引委員会)を正式に支持した。
同社は2026年5月2日(土曜日)、CFTCに意見書を提出した。その中で、州レベルの規制が全米のユーザーによるこれらの市場への平等なアクセスを阻害していると主張した。A16zは、州規制当局が予測市場プラットフォームに対して発令した停止命令や禁止案は「公平なアクセスを阻害する深刻な障壁」であると述べた。
同社は、取引所に対し居住州に基づいてユーザーをブロックすることを義務付けることは、公正な市場アクセスに関するCFTCの規則に反すると主張しほか、このような基準でユーザーアクセスを制限することは、流動性を低下させると警告した。
争点の中心
争点の中心は、イベント契約を誰が規制すべきかという点で、州は、一部の契約がギャンブルに似ていると主張している。一方で、CFTCとA16zは、連邦規制下の市場は各州で個別に規制されるべきではないと主張している。
A16zは、CFTCの予測市場に関する規則制定プロセスに対し、意見書を提出した。同社は、停止命令書や法的脅迫を含む州による取り締まりは、連邦規制当局が監督する市場からユーザーを排除する可能性があると指摘した。A16zは、州ごとにユーザーを排除せざるを得ない場合、取引所の流動性が低下する可能性があると主張した。「公平なアクセスを拒否せざるを得ない状況」は、影響を受ける市場の流動性を低下させる可能性が高いとA16zは述べている。
複数の州とCFTCの対立
CFTCは、州が連邦政府の監督下にある市場を規制しようとしていると主張し、アリゾナ州、イリノイ州、ウィスコンシン州、コネチカット州、ニューヨーク州など複数の州を相手取り訴訟を起こしている。
CFTCは、これらの州が連邦政府の監督下にある市場を規制しようとすることで、管轄権を逸脱していると主張しており、ブライアン・セリグ(Brian Selig)委員長は、予測市場プラットフォーム上のイベント契約はスワップに該当し、CFTCの専属管轄下にあると述べている。
しかし、州当局側はCFTCの主張に反論。スポーツ、選挙、その他のイベントに関連した契約を提供するプラットフォームは、ギャンブル事業のように運営されている可能性があると指摘。a16zはこの見解を否定し、商品取引法における「ギャンブル」の定義はCFTCが判断すべきだと主張したうえで、次のように語った。
特定のイベント契約の認可または禁止を求める州において、ユーザーへの公平なアクセスを拒否せざるを得なくなると、利用可能な流動性が著しく制限される可能性が高い。
CFTCは、これらの州が連邦政府の監督下にある市場を規制しようとすることで、管轄権を逸脱していると主張しており、ブライアン・セリグ(Brian Selig)委員長は、予測市場プラットフォーム上のイベント契約はスワップに該当し、CFTCの専属管轄下にあると述べている。
この対立は、議会が政治イベント取引への対策を講じている最中に起こり、米上院は、カルシやポリマーケットなどのプラットフォームを含む予測市場での上院議員および職員の取引を禁止する法案を全会一致で可決した。
























