チャールズ・シュワブがシュワブ・クリプト開設を予告
チャールズ・シュワブは、顧客がビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)を直接売買できる新口座「Schwab Crypto(シュワブ・クリプト)」の一般向けウェイティングリストを開設を予告した。
米国の証券会社チャールズ・シュワブ(The Charles Schwab Corporation)は、顧客が同社のプラットフォーム上でビットコインとイーサリアムを直接取引できる「シュワブ・クリプト」のローンチを予告。
同社の広報担当者は2026年4月3日(金曜日)、2026年上半期のサービス開始に向けて順調に進んでいることを確認。同社のリック・ワースター(Rick Wurster)CEO(最高経営責任者)は3月初旬、メディアに対し、第2四半期に限定的なサービス開始を予定しており、より多くの顧客に提供していくと述べていた。なお、同社は一部の顧客へのサービス開始に先立ち、社内従業員によるテストを実施する予定だという。
ただし、サービス開始当初、シュワブ・クリプトはニューヨーク州とルイジアナ州の居住者は利用できない。また、サービスへのアクセスは米国在住の顧客のみに限定され、米領および海外の管轄区域では利用できない。さらに、登録後にサポート対象外の地域に転居した場合、口座が制限または閉鎖される可能性がある。
先行アクセス提供の計画も
間もなく開設されるシュワブ・クリプトは、同社の銀行であるSSB(チャールズ・シュワブ・プレミア・バンク)がこの仮想通貨サービスを担当し、一般公開に先立ち、まずは一部の顧客に先行アクセスを提供する予定だ。
シュワブの開示情報によると、プレミアバンクを通じて保有される仮想通貨はSIPC(証券投資家保護公社)の保護対象外であり、FDIC(連邦預金保険公社)の保険対象でもない。これらは預金として分類されず、価値が下落する可能性がある。また、同社はサービス開始時点では仮想通貨の預金を受け付けず、仮想通貨の払い出しも行わない。つまり、顧客は外部ウォレットや取引所から既存の暗号資産を口座に振り込むことはできないという。
同社は昨年(2025年)、ビットコインとイーサリアムの取引開始計画を初めて発表。同CEOはまず社内テストを実施し、その後少数の顧客を対象としたパイロット運用を経て、より広範なアクセスへと移行する計画を明かしている。同社は既に、顧客が証券会社プラットフォームを通じて仮想通貨ETF(上場投資信託)や仮想通貨関連株に投資できるサービスや、BTC先物やマイクロBTC先物を含む仮想通貨先物も提供している。
仮想通貨普及の大きな後押し
チャールズ・シュワブが顧客向けにビットコインとイーサリアムの取引を開始したことは、機関投資家による仮想通貨導入の大きな後押しとなる。
同社は2026年2月時点で12兆ドル(約1,918兆円)の運用資産を誇り、約4,600万の顧客口座を抱えていることから、仮想通貨市場に参入する可能性のある投資家の数の多さが改めて浮き彫りになっている。また、同社が出資するEDX Marketsは現在、OCC(通貨監督庁)から全米銀行免許を取得しようとしており、同社は信託免許申請で条件付き承認を得たリップルやコインベースなどの仲間入りを目指している。
EDXのトニー・アクーニャ=ローター(Tony Acuña-Rohter)CEOは、次の仮想通貨導入の波は大手銀行から来ると述べており、同取引所は、全国的な信託認可を取得することで、これらの銀行へのサービス提供において優位に立てると考えているようだ。
























