Aster DEXがステーキング方式をステーキングのみの発行へ変更
無期限分散型取引所であるAster DEXは、固定の月間トークン発行スケジュールを終了し、ステーキングのみによる発行モデルに移行すると発表。この変更により、毎月発行される新規ASTERトークンの数は97%削減される。
分散型永久取引所Aster DEXは、月間トークン発行量を約97%削減し、ステーキングベースのシステムに置き換えた。これまで、固定スケジュールに基づき、毎月7,840万ASTERトークンが発行されていたが、これは、総供給量(上限80億)の約1%に相当。今後は、エコシステムトークンはステーキング報酬としてのみ流通し、週ごとのステーキング発行量は1エポックあたり45万ASTERに設定されることとなった。これは月間180万~225万ASTERに相当する。
Aster DEXは、トークンの希薄化を抑制するよう求めるコミュニティからのフィードバックを受けて、今回の決定に至ったと発表。既存の買い戻しプログラムと組み合わせた新たな発行モデルにより、Aster DEXは、長期的にはデフレ資産となる可能性があると述べている。
エコシステムおよびコミュニティファンドは、これまで20カ月にわたる直線的なスケジュールで権利確定していたが、現在はステーキング発行モデルに完全に置き換えられている。7%の割り当て分は、ガバナンス承認済みのメカニズムによって使用が許可されるまでロックされたままです。なお、12月に導入された買い戻しプログラムでは、プラットフォームの1日あたりの手数料の最大80%がASTERトークンの購入に充てられるとのことだ。
Aster DEXトークノミクスの刷新によってもたらされるもの
今回のアップデートで重要な点は、発行量の削減だけでなく、新規トークン流通方法の変更だ。
毎月の予測可能なロック解除に代わり、新規トークンはステーキング報酬を通じて配布され、トークンを積極的にロックしているユーザーのみが発行を受け取ることになる。これによって売却よりも保有する自然なインセンティブが生まれる。また、市場における流動性供給量も減少し、新規発行されるトークン数が減り、既存供給量のうちロックされる量が増える。
この組み合わせにより、時間の経過とともに供給状況がひっ迫する可能性がある。さらに、プラットフォームは取引手数料の大部分を市場からのトークン買い戻しに充てるシステムを導入した事により、取引活動の増加が価格変動を直接的に後押しするというフィードバックループが生まれる。
また、このモデルには、短期参加者よりも長期ステーキング参加者に多くの報酬を与えるロイヤルティメカニズムも組み込まれており、短期的な売却が抑制され、長期保有が促進され、投機よりも忍耐を重視する設計となっている。
























