ベルギーKBCがMiCA規則に基づく初の仮想通貨取引サービスを開始
ベルギー第2位のKBC銀行は、MiCA規則に基づきベルギー初の仮想通貨取引サービスを提供する銀行となった事がわかった。
KBCグループ(ユーロネクスト・ブリュッセル:KBC)は、2026年2月16日より仮想通貨取引サービスの提供を開始する。AUM(運用資産残高)が3,000億ドル(約47.5兆円)KBCは、同国で初めて規制された仮想通貨取引サービスを提供する銀行となる。2026年2月からBolero(ボレロ)プラットフォームを活用して、個人投資家に仮想通貨の売買を許可する銀行となる予定だ。
このサービスは、EU(欧州連合)のMiCA(仮想通貨市場規制)に基づく規制枠組み内で運営され、KBCは仮想通貨サービス提供の要件を満たすベルギー初の銀行となる。同銀行は今回の動きを、「個人投資家からの規制された仮想通貨へのアクセスに対する需要の高まりへの対応」と位置付けており、同時にこの資産クラスに伴うリスクを強調。KBCグループのエリック・ルッツ(Erik Luts)最高イノベーション責任者は発表に際して次のように語っている。
規制された枠組みの中で仮想通貨を売買する機会を提供することで、イノベーションを具体的かつアクセスしやすいものにしています。同時に、新規参入者が急速に進化する市場において、KBCがイノベーターとしての役割を果たす準備ができていることを示しています。
当初は約定モデルのみ
当初はビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)に限定され、約定のみのモデルで提供されることから、Boleroの顧客は自ら投資判断をし、個別の投資アドバイスは受けられない。
KBCによると、仮想通貨の取引が許可される前に、顧客は価格変動や全損の可能性などのリスクに対する理解度を評価するための知識と経験のテストに合格する必要がある。KBCとBoleroは、詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)リスクを軽減することを目指し、「クローズドループ」モデルを採用している。顧客はBoleroプラットフォーム内でのみ仮想通貨の売買が可能となり、外部ウォレットや取引所との間で資産を送金することはできない。
また、KBCはカストディサービスも提供するため、顧客は秘密鍵を自分で管理する必要がなくなる。Boleroのセリーヌ・フィスター(Céline Pfister)CEO(最高経営責任者)は、このプラットフォームは投資家に十分な情報を提供しながら、仮想通貨を「アクセスしやすい方法」で紹介することを目指していると述べた。サービス開始時には、Boleroアカデミーを通じて教育資料が提供される予定だ。
土曜の動きはドイツでも
同様の動きとして、ドイツ第2位の金融機関であるDZ銀行は2025年初め、EUのMiCAに基づく認可を取得し、ドイツの協同組合銀行ネットワーク全体にわたる個人向け暗号資産取引プラットフォームの立ち上げを可能にしました。
当NEXTMONEYの特集記事「ドイツ第2位の銀行DZ BankがBaFin承認を取得」で報じたように、BaFin(ドイツ連邦金融監督庁)が承認した「meinKrypto」プラットフォームにより、フォルクス銀行とライファイゼン銀行の顧客は、各銀行への通知を条件に、既存の銀行アプリ内でビットコインなどの仮想通貨を直接取引できるようになる。
























