中国ネクスト・テクノロジー、ビットコイン保有額5億ドルの増資を計画

中国ネクスト・テクノロジーが5億ドルのBTC増資を計画

中国のネクスト・テクノロジー(Next Technology Holding)は、既に大規模なビットコイン(Bitcoin/BTC)保有額をさらに拡大するため、IPO(新規株式公開)を通じて最大5億ドル(約732.6億円)を調達する計画であることが分かった。

ネクスト・テクノロジーは2025年9月15日(月曜日)、SEC(米国証券取引委員会)に最大5億ドル相当の普通株式の発行を申請した。提出書類の中で同社は調達資金の一部を企業準備金としてビットコインの追加購入に充当する可能性があると述べている。

今回の購入計画は、既に相当規模のビットコイン保有額をさらに拡大するもので、現在、世界の企業ビットコイン保有者数ランキングで同社は15位にランクされている。Bitcoin Treasuriesのデータによると、ビットコインは1BTCあたり平均31,386ドル(約460万円)で購入され、現在約6億7,600万ドル(約900億円)の価値があり、約270%の増加だ。

同社は保有予定のビットコイン量に明確な目標はないとみられるが、株式売却が成功すれば保有量が大幅に増加し、上位保有者の中でさらに上位に躍り出る可能性がある。機会があればビットコインの購入を継続する意向だが、企業のニーズや税務対策のために一部を売却したり、保有分の一部を将来の資金調達の担保として利用したりする可能性がある

中国企業によるビットコイン保有への投資が加速

同社によるビットコインへの積極的な投資は、中国で拡大するビットコイン保有の波の一部で、2021年以降、仮想通貨取引および関連する商業活動が正式に禁止されている現地の規制にもかかわらず実行されている。

それでも多くの中国系企業が、オフショア事業体や香港上場を通じて事業を展開し、法的規制を遵守しつつ市場に参加することで、ひっそりとビットコイン保有大手企業の仲間入りを果たしつつある。

ビットコイン保有量上位100社には、Next Technologyに加え、少なくとも5社の中国系企業が登場。Cangoは約5,400BTC、Nano Labsは約1,000BTCを保有しており、これは、上場企業が着実にビットコインをバランスシートに追加しているという広範な動きに合致。これらの企業のいくつかは、新たな積み増しによってビットコイントレジャリー戦略への投資を倍増させ続けている。

 

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