アメリカン・エキスプレス、Baseで旅行者向けトラベルスタンプNFTを提供開始

アメックスがBaseで旅行者向けトラベルスタンプNFTを提供開始

大手決済企業のアメックス(アメリカン・エキスプレス:American Express)は、旅行のデジタル記念品として、ブロックチェーンBase(ベース)のスタンプの提供を開始した。

アメリカン・エキスプレスより画像引用

アメリカン・エキスプレスのカード会員(※以下、アメックス会員と表記)は、過去の旅の思い出として、訪れた国を刻印した「NFTパスポートスタンプ」を受け取れるようになった。同社公式サイトの説明によると、各トラベルスタンプは、旅行者の旅行履歴や海外旅行の思い出を保存するため、イーサリアムレイヤー2ベースにERC-721NFT(非代替性トークン)として保存される。

このアメックス・パスポート(Amex Passport)機能内の各デジタル「スタンプ」には、Base上でERC-721トークンとして発行されるアート作品が付属するという。アメックス・デジタル・ラボの新興パートナーシップ担当バイスプレジデント、コリン・マーロウ(Colin Marlowe)氏はインタビューで次のようにコメントした。

もちろん、これは本物のパスポートではありませんので、新しい場所へ飛び立つ際に、税関職員にNFTが詰まったアプリを見せるのはやめましょう。

なお、スタンプは、既存のアメックスモバイルアプリ内で閲覧可能だ。ただし、このアプリは、9月18日にリリース予定のアメックストラベルアプリとは別のものとなっているため、注意が必要だ。アメックスがスタンプをNFTとしてオンチェーン化したのは、ブロックチェーン資産が物理的なスタンプのインクのように、より永続的な感覚を与えてくれるためだとマーロウ氏は説明しており、次のように述べている。

私たちは、お客様が旅の終わりに、旅の思い出を振り返り、その場所を思い出す瞬間に、再びお客様を惹きつけ、インスピレーションを得て、次回も私たちと一緒に何か新しいことをしていただければと願っています。


必然だったアメックスによるBaseでトラベルスタンプ発行

アメックスがBaseでトラベルスタンプを発行するのは必然と言える。2025年6月には、コインベース(Coinbase)がアメックスカードを利用し、購入ごとに2~4%のビットコイン還元を約束するCoinbase Oneカードを発表した。

以前にも述べたように、Coinbaseとアメックスはどちらもプレミアムブランドとしての地位を確立していますが、それはつまり、他の選択肢と比較して利用手数料が高くなることを意味します。

アメックス・パスポートは、オンラインアカウントにリンクされた米国アメックス消費者カードを保有ユーザーのみ対象でNFTの譲渡は不可である。なお、「アカウント」>「設定」>「新機能を試す」からアクセスできる。

 

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