Bitgetとユニセフの提携でブロックチェーンスキルを提供
シンガポールに拠点を置く、大手仮想通貨取引所のBitget(ビットゲット)はユニセフと提携し、複数国の若者を対象に、ブロックチェーンリテラシー向上とデジタルインクルージョン(情報格差の拡大防止)の拡大を目指していく事がわかった。
取引量で世界6位の仮想通貨スポット取引所であるBitgetが今、再び注目を集めており、同社はユニセフ・ルクセンブルクと3年間のパートナーシップを発表。教育者および若者、特に少女を対象とした約30万人を対象とし、デジタルおよびブロックチェーンリテラシー向上の支援をしていく。
ユニセフ・イノベーション・オフィスが主導するゲームチェンジャーズ・コアリションは、8カ国で、10代の少女、保護者、メンター、教師など、30万人以上にブロックチェーン教育を提供することを目標としています。なお、このイニシアチブは、アルメニア、インド、カザフスタン、カンボジア、ブラジル、マレーシア、南アフリカ、モロッコの8つの地域の少女、教育者、保護者を対象としている。
2025年6月16日(月曜日)に発表された今提携は、30万人の若者に必須のデジタルスキル、科学、技術、工学、数学スキルを身につけさせることを目指しており、テクノロジー分野におけるジェンダー格差の是正に重点を置いている。
ユニセフと共同でオンライントレーニングモジュールを開発
今回のパートナーシップに基づき、Bitget Academyはユニセフと協力し、国際機関初となるインタラクティブなオンラインおよび対面式ブロックチェーン取引モジュールを開発していく。
このモジュールは、ビデオゲーム制作スキルの開発を基盤とし、参加者のエンゲージメントを最大限に高め、この連合の活動範囲を9カ国(国名は未定)に拡大することも目標の一つにしているという。
ツールの提供に加え、Bitgetは主要なブロックチェーンプロトコルや開発者とのパートナーシップを、教育イニシアチブへの参加を通じ、エコシステムのリーチを拡大していく予定です。Bitgetのグレイシー・チェン(Gracy Chen)CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。
新興技術は一部の特権階級の人だけが利用できるものであってはならず、こうした技術は早期かつ公平に導入されるべきです。ブロックチェーンは、実社会での活用事例と社会貢献の可能性を秘めており、現代社会への見方を変えるような製品を開発するため、若い世代に提供できる最も強力なツールの一つです。数百人の女性に力を与えるというミッションから始まったものが、数千人の少女を教育する世界的なムーブメントへと拡大しました。ブロックチェーンはまさにこの規模と影響力を目指して構築されたのです。