ナイジェリア政府が仮想通貨取引所CBEXに新たな警告
ナイジェリア証券取引委員会(SEC)は、CBEX (Crypto Bridge Exchange)に対し新たな警告を発した。
ナイジェリアSECは、ST Technologies International Ltd.の名称で運営されているCBEX (Crypto Bridge Exchange)が、ナイジェリアでの営業を引き続き禁止されていることを改めて確認。2025年6月11日(水曜日)に発表された公示にて、SECはナイジェリア国民に対し、CBEXまたはその関連会社(Smart Treasure、Super Technologyなど)との取引を控えるよう警告。CBEXはナイジェリア国内で投資サービスを提供するための登録を受けていないことを明確にした。
ナイジェリアSECによると、CBEXはプラットフォームから資金を引き出そうとするユーザーに対し、支払いを要求。1,000ドルを超える残高を持つユーザーには200ドル、それ以下の残高を持つユーザーには100ドルを要求し、出金処理を要求しているという。
SECは、このような行為は無許可であり、ナイジェリアの2025年投資証券法に違反すると指摘。また、SECは、同社とそのプロモーターが過去に実施した未承認の投資スキームを理由に、既に執行措置を開始していることも明らかにしており、次のように述べている。
ナイジェリア国民の皆様には、CBEX/STテクノロジーズ・インターナショナル社(スマート・トレジャー社またはスーパー・テクノロジー社)との取引や利用を控えるよう勧告します。資金を失うリスクがあるからです
CBEXによる過去の不正行為
2025年初め、4月に出金停止措置が取られた後、利用者の口座残高がゼロになっていることに気づいたナイジェリア国民が、取引所の事務所を略奪。
CBEXは「セキュリティ侵害」を理由に返金を約束したものの、実際にはTelegramグループを閉鎖し、利用者の資金を消失させたとされている。動画には、投資家たちが悲嘆に暮れる様子が映っており、貯蓄を失ったと主張する人もおり、中には870万ナイラを失ったと報告したユーザーもいました。
SECは現在、関係法執行機関と協力してCBEXの運営を調査し、投資家と金融システム全体の保護を目的としたさらなる法的措置を進めており、国民に対し、金融取引を行う前に、公式ポータルサイトで投資プラットフォームの登録状況を確認するよう強く求めている。