デビッド・サックス氏、米国がビットコイン準備金の創設を検討中と明かす
ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の仮想通貨王デビッド・サックス(David Sacks)氏は、米国が戦略的ビットコイン準備金の創設を検討中であると明らかにした。
同氏は、チームがすでに戦略的ビットコイン準備金創設の可能性を検討中である事を明らかにした。同氏は、これは政権内部のワーキンググループの一環として、彼とチームが検討している最初のことの一つだと述べた。同氏は、米国上院が閣僚の一部を承認するのを待っていることから、現時点では評価の初期段階にあると述べた。しかし、トランプ大統領からこの準備金創設の実現可能性を検討するよう指示されており、これが同氏らの議題の最初の一つであることを保証した。
ステーブルコインは米ドルの優位性を確保できる
記者会見でサックス氏もステーブルコインのメリットを主張し、国際的に米ドルの優位性を確保する可能性があると述べた。
デジタル通貨としての米ドルの使用も増加し、その過程で米国債に対する数兆ドルの需要が生まれ、長期金利が下がる可能性があると付け加えた。これは、ビル・ハガティ(Bill Hagerty、テネシー州共和党)上院議員が米国でステーブルコインを規制するための「GENIUS(米国ステーブルコインのための国家イノベーションの指導と確立)」法案を提出した直後のことだ。
仮想通貨の規制の明確化
トランプ大統領の仮想通貨担当大臣デビッド・サックス氏は、政権のデジタル資産政策の優先事項について議論した。
参加社は、上院銀行委員会委員長ティム・スコット氏(Tim Scott、サウスカロライナ州共和党)、上院農業委員会委員長ジョン・ブーズマン氏(John Boozman、アーカンソー州共和党)、下院金融サービス委員会委員長フレンチ・ヒル氏(French Hill、アーカンソー州共和党)、下院農業委員会委員長G.T.トンプソン氏(G.T. Thompson、ペンシルバニア州共和党)などが議論に加わっている。
サックス氏は、明確な規制の必要性を強調し、SEC(米国証券取引委員会)などの機関からのガイダンスの欠如が仮想通貨のイノベーションを海外に追いやっていると主張。サックス氏は、過去の規制執行措置が、明確なコンプライアンス基準を示さずに業界を不当に標的にしていると指摘し、透明性のある規制枠組みがイノベーションを促し、消費者保護を確保すると主張した。
法案が可決されれば、米ドルに裏付けられた準備金、監査済み報告書、連邦/州による監視が義務付けられることになる。