チェコ中央銀行総裁、ビットコインは中央銀行の特別な注意に値すると発言
CNB(Czech National Bank:チェコ国立銀行)は、デジタル資産をより深く理解するためにビットコイン(Bitcoin/BTC)のテストポートフォリオを検討している。
Bitcoin Update:
I’ll start broadly: if you intend to invest in crypto assets, exercise extreme caution. The market is still in its infancy. I remember the 1990s in our country, when the transition from socialism to capitalism saw the birth and simultaneous collapse of many… https://t.co/UxGF0R7NwO— Aleš Michl (@MICHLiq_) February 19, 2025
まず大まかに言うと、暗号資産に投資するつもりなら、細心の注意を払ってください。市場はまだ初期段階にあります。1990 年代に我が国で社会主義から資本主義への移行が起こり、多くの投資ファンドが誕生し、同時に崩壊したことを覚えています。暗号資産市場も同様の失敗と成功を経験するでしょう。したがって、自分が理解し、投資全体を失う可能性があるリスクを…
CNBのアレシュ・ミヒル(Aleš Michl)総裁は、ビットコインを高リスク資産として日案するのではなく、その基盤となる技術を研究することを強調。中央銀行にビットコインとその基盤となる技術を研究し、ビットコインを他の暗号資産と区別し、異なる扱いをすべきだと要求したうえで、ビットコインの調査は有益であり、有害ではないと主張した。また、同総裁は、暗号資産のリスクについても警告し、そのボラティリティが莫大な損失を引き起こす可能性があると指摘した。
欧州の複数銀行はビットコインリスクについて警告
2025年1月、CNBは国際準備金管理戦略にビットコインを組み込むことを検討する検討プロセスを開始している。
同総裁のビットコインとその潜在的強みに関するコメントは、欧州のトップ銀行員数名によるビットコインに対する批判に対する反応である可能性が高く、CNBがビットコインをポートフォリオに加えることを提案。その一方で、他の中央銀行総裁はビットコインのリスクについて警告している。ECB(欧州中央銀行)のクリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)総裁は以前、ビットコインは流動性、安定性、安全性がないため準備資産としての資格がないと述べた。また、ドイツの中央銀行であるドイツ連邦銀行のヨアヒム・ナーゲル(Joachim Nagel)総裁も同理由でビットコインを批判し、17世紀のチューリップブームと暴落にちなみ、デジタルチューリップに例えた。
批判にもかかわらず、CNB理事会はすでにビットコインを研究し、それが国のポートフォリオに適しているかどうかを判断するという提案を承認している。この結果により、準備金の多様化に向けた幅広い取り組みの一環として、銀行がビットコインに資金を割り当てるかどうかが決まる。