ヴァージン・ヴォヤージュが業界初のクルーズ予約にビットコイン決済を導入
ヴァージン・ヴォヤージュは、予約の支払いにクルーズ業界初となるビットコイン(Bitcoin/BTC)を含む仮想通貨決済を可能にする年間パスを発表した。
リチャード・ブランソン卿が率いるヴァージングループが設立したクルーズラインにて仮想通貨が採用されるのは初めてだ。乗客は、同社クルーズ船の旅費をビットコインで支払うことができ、同社公式サイトには次のように記載されている。
今や船員は当社の船に飛び乗って、1年間、さまざまなエキサイティングな目的地を巡ることができます。クルーズではこれまでにない方法で、無限の冒険の機会を提供しています。年間パスもビットコインで購入できます。業界初のイノベーションとして、ヴァージン・ヴォヤージュの年間パスは、仮想通貨での支払いオプションを導入する初のクルーズ商品となります。
年間パスは、ヴァージン・ヴォヤージュ社の4隻のを無制限に旅行でき、パス所有者は、プライベートバルコニー付きの「シーテラスキャビン」を楽しみながら、カリブ海、ヨーロッパ、アラスカなどの目的地を探索できる。税・手数料別12万ドル(約1,800万円)のパスには、優先搭乗、無制限プレミアムWi-Fi、コンシェルジュサービス、無料ランドリー、船内限定イベントなどの特典が含まれている。なお、年間パスは2025年3月31日まで購入可能で、有効期間はその年の1月から4月の間となっている。
仮想通貨旅行
同社のビットコイン導入は、旅行業界やホスピタリティ業界で増加傾向にあるトレンドを反映しており、航空会社やホテルなどの企業は、若い旅行者やデジタル資産愛好家を引き付けるために、仮想通貨による支払いを検討している。
仮想通貨界で人気のインフルエンサーたちが推奨するヨットやランボルギーニのライフスタイルは提供されていないものの、仮想通貨コミュニティの起業家、上級管理職、独立系富裕層と親しくなることは、今後の業界間コラボレーションの強気な指標となる可能性がある。