ビットコインマイナーはかつてないほど困難:難易度が4%上昇で新記録

ビットコインマイニング難易度が4%近く上昇

オンチェーンデータによると、ビットコイン(Bitcoin/BTC)のマイニング難易度は、最新のネットワーク調整による4%の急上昇後、ATH(史上最高値)を記録した事がわかった。

CoinWarzデータによると、BTCの難易度は最近プラスの調整を見せている。この「難易度」とは、ビットコインブロックチェーン上でブロックをマイニングするのがどれほど難しいかを追跡する指標を指し、その値はハッシュ単位で測定。この概念はBTCコードに組み込まれており、約2週間ごとに自動調整が行われ、これらの調整では、ネットワークは難易度を上げることも下げることも可能だ。

この調整がどのように進むかについては、マイナーが前回の調整以降に何をしていたかによって異なり、ビットコインネットワークのコア機能は、ブロック時間が1ブロックあたり10分という一定値を維持することだ。マイナーがハッシュレートと呼ばれる総計算能力を増やすと、自然にタスクが高速化していき、ブロックをより速いペースで生成する。ただし、BTCブロックチェーンはブロック時間を1ブロックあたり10分に制限することを意図しており、次の定期的な調整で難易度をわずかに上げ、マイナーが希望する速度に戻れるようにする。

同様に、ハッシュレートが低下すると、ネットワークはマイナーの負担を軽減するために難易度を下げ、マイナーが標準速度で生成に戻れるようにします。

ビットコインの難易度はなぜ存在する理由

ビットコインの難易度はなぜ存在するのか、その理由は、ブロック時間が制限されると、もう1つの指標であるBTC生産率も制限されるためだ。

マイナーがネットワーク上でブロックをハッシュすると、報酬としてブロック補助金を受け取り、この報酬は新しく生成されたBTCで支給される。これらのチェーンバリデータがブロックをマイニングするたびに、新規BTCが生成されるしくみだ。

難易度機能のない世界では、マイナーはコンピューティングパワーを際限なく増やし、より速い速度で報酬を受け取り、最終的に仮想通貨の価値はインフレに屈すると考えられている。