CoinSharesのCSOメルテム・デミラーズ氏「ビットコインはここにとどまる」

仮想通貨は永遠に数字を上げることはできないのか

CoinShares(コインシェアーズ)のメルテム・デミラーズ(Meltem Demirors)CSO(最高戦略責任者)は、現在の仮想通貨市場の崩壊を「紙の手」を排除する修正と見なしている。

デミラーズ氏は、進行中の仮想通貨の減少が単なる通常の修正であり、投資家を「紙の手」で一掃すると信じている。同氏は、主要仮想通貨が常に不安定であり、「ここにとどまる」ことを保証していると語っている。短期的な観点からは、仮想通貨の分野の現在の状況は明るく見えず、仮想通貨最大の時価総額は、2021年1月以来初めて30,000ドルを下回っている。

CNBCのインタビューで、CoinSharesのデミラーズCSOは、仮想通貨市場は永遠に拡大し続けることはできないと述べ、実際、仮想通貨で今起こっているのと同じように、収縮を経験するとのことだ。同氏は、市場が不安定な投資家から自らを一掃するので、デジタル資産の価格の暴落には良い面もあると意見を述べ、次の様に語っている。

私たちが目にしているのは修正と収縮であり、揺らいでいるものの多くは、私たちが「紙の手」、「弱い手」と呼んでいるものです。


困難な時に強気なのは誰か

デミラーズ氏はビットコイン(Bitcoin/BTC)について「ここにとどまる」そして「どこにも行かない」と保証。

同氏は、仮想通貨の知識があまりない多くの人々が、その価値が急上昇していた数カ月前にビットコインの時流に飛び乗ったと信じているが、今ではその様なユーザーらが保有していた仮想通貨を売却している。一般的に、ビットコインの支持者のすべてが実際に考えを変えたわけではない。なぜなら、物事の壮大な計画において、ビットコインは依然として長期的に非常にうまく機能しているからだ。現在進行中である仮想通貨の衰退にもかかわらず、投資家の一人であるマイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)氏は、主要仮想通貨は「金のより良いバージョン」だと述べると同時に、代替コインが金融界の未来を表すと主張している。

ノボクラッツ氏への最新インタビューの間に、同氏はパンデミックの間に莫大な金額を印刷した中央銀行と財務部門に反対しており、同氏にとって、人々は大量印刷の厳しい結果から身を守るため、不動産、金、そして「確かに仮想通貨」などのハード資産を必要とするだろうと語っている。