Agoraが支援するAUSDステーブルコインがSuiで稼働開始

Agora支援のAUSDステーブルコインがSuiで稼働

初期段階の金融およびテクノロジー業界のベテランであるニック・ヴァン・エック(Nick van Eck)氏と、ドレイク・エヴァンス(Drake Evans)氏、ジョー・マグレディ(Joe McGrady)氏の3人が率いるステーブルコイン会社 Agora(アゴラ)は、業界をリードするパフォーマンスと無限の水平スケーリングを提供するL1(レイヤー1)ブロックチェーンであるSui  https://sui.io/ (スイ)で発売される2番目のネイティブコインAUSDステーブルコインを導入した事がわかった。

AUSDは、Sui DeFi(Decentralized Finance:分散型金融)エコシステムに導入される初の機関グレードの米ドルステーブルコインであり、Suiの急増するネイティブ資産リストに重要な側面を追加する。Sui Foundation(スイ財団)のグローバルマーケティング責任者であるギャップ・キム(Gap Kim)氏は次のように語っている。

AUSDのような一流資産をネットワークにネイティブに統合することで、Suiは開発者に力を与え、新しいクラスの機関ユーザーにDeFiへの不可欠なアクセスを提供します。Suiエコシステムが成長を続けるにつれ、イノベーションと金融アクセスの機会も飛躍的に拡大し、コミュニティ全体に利益をもたらします。


即座に有用性、アクセシビリティー、相互運用性の向上に期待

イーサリアム(Ethereum)とアバランチ(Avalanche)でのこれまでの成功を基に、AUSDのSuiネットワークへの統合により、有用性、アクセシビリティー、相互運用性が即座に向上する事が期待されている。

イーサリアムとアバランチでの契約展開の最初の6週間で、6,000万ドル(約85.5億円)に相当するAUSDが発行され、1日のDEX取引量は500万ドル(約7億円)を超えている。なお、DefiLlamaの調査データによると、9月5日時点で、AUSDの流動性の62%以上がイーサリアムにあり、37%がアバランチにある。今回の統合によって急速に拡大するSuiのDeFiエコシステム内で流動性と市場効率がすでに改善し始めており、Agoraの共同創設者であるニック・ヴァン・エック(Nick van Eck)氏は次のように述べている。

AUSDの目覚ましい成長と業界全体での初期の成功は、Suiの次のさらに影響力のある章の土台となります。Suiの最先端のインフラストラクチャーと比類のないスケーラビリティーを活用することで、AUSDは繁栄し、DeFiおよび決済エコシステム内で大きな進歩を推進します。このコラボレーションは、すべての人にとってより包括的でアクセスしやすい金融の未来を創造するという私たちの使命において、極めて重要な一歩となります。


堅牢なDeFiアプリケーションの開発を推進するAUSD

AUSDは、堅牢なDeFiアプリケーションの開発を推進し、ブロックチェーン技術の採用を拡大するステーブルコインに加わる。

Suiのスケーラブルで高性能なネットワークを活用することで、これらのステーブルコインは、開発者とユーザーが他のネットワークを制約してきた技術的制限に制限されることなく、革新を起こし、優れたエクスペリエンスを提供することに集中できる高性能な環境に貢献していくとのこと。AgoraとSuiの統合により、AUSDの範囲も拡大し続け、グローバルなAUSDネットワークと流動性の成長が促進されることがますます期待されている。

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