韓国大手仮想通貨取引所「bithumb(ビッサム)」が監査資料を公開
2018年になりさらに人気が加速している取引所「bithumb(ビッサム)」が、取引所初となる監査報告書を提出しました。
ビッサムは韓国の取引所でBinanceに続いて2番目に取引量がある仮想通貨取引所です。
今回の監査報告書の発表は世界で初めての事例です。
報告書には財務実績や約60億ドル相当の準備金をはじめとする様々な財務状況が記述されています。
ビッサム取引所には総勢220人の従業員と15人の株主がおり、12種類の仮想通貨を取り扱っています。
2017年の営業収益は3334.2億ウォン(約3.億1200万ドル)。前年の43.2億ウォン(410万ドル)から大幅に増加しました。
同社の2017年の純利益は5349億ウォン(5億1000万ドル)で、純利益も前年の25億1000万ウォン(240万ドル)から急増している状況です。
さらに報告書では、顧客の取引所へ預けているコインの準備額を分析した報告もしています。
- ビットコイン 49,559BTC
- イーサリアム583,004 ETH
- ダッシュ54,383 DASH
- ライトコイン492,897 LTC
- イーサリアムクラシック5,560,189 ETC
- リップル597,627,574 XRP
- ビットコインキャッシュ156,956 BCH
- モネロ195,728 XMR
- ジーキャッシュ94,261 ZEC
- クオンタム9,761,686 QTUM
- ビットコインゴールド993,839BTG
- イオス63,087,428 EOS
このように顧客の取引所に預けている資産合計は約5兆9000億ウォン(約55億7000万ドル)あります。
運営の見解
上場している銘柄や営業スタイルはコインチェックに似て非なるものがあり、韓国市場のアルトコイン人気はbithumbの影響でしょう。
驚くべきデータは保有量、出来高共にBTCをXRPが上回っており、これは世界のどの取引所を見ても異例中の異例です。
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