福井県警察越前警察署による詐欺防止カードで詐欺を未然に防ぐ
福井県警察越前警察署はマルウェア研究チームは、VX-Undergroundを通じて、新たに開発された詐欺対策ソリューションの成功を報告している事が分かった。
In Japan – the Fukui Prefectural Police Echizen Police Station have created the "Virus/Trojan horse removal fee payment card" and the "Unpaid charges/delinquent charges payment card".
The fake cards, designed to combat telephone scammers, are positioned intentionally at… pic.twitter.com/PIeOAbps2I
— vx-underground (@vxunderground) April 25, 2024
日本では、福井県警察越前警察署が「ウイルス・トロイの木馬駆除料金納付カード」と「未払料金・滞納料金納付カード」を作成しています。
電話詐欺に対抗するために作られた偽造カードは、警察が被害者を特定し、金銭的被害から守るために意図的にコンビニエンスストアに置かれています。誰かが…
「ウイルス/トロイの木馬駆除料金支払いカード」と「未払い料金/延滞料金支払いカード」は、詐欺行為を阻止するために設計された2 つの革新的ツールで、コンビニエンスストアに配置されたこのカードの主な目的は、潜在的な詐欺被害者を特定し、経済的損失から守ることにある。これらの偽造カードは、地域全体のコンビニエンスストアに配置されており、潜在的な詐欺被害者を特定し、経済的損失を防ぐという2つの目的を果たしており、VX-Underground は次のように述べている。
誰かがカードを購入しようとすると、すぐに警察に通報されます。これにより、被害が発生する前に警察が介入することが可能になり、カードには詐欺師を追跡できる可能性もあります。
詐欺師は仮想通貨マイニングなどのデバイス悪用の可能性も
VX-Undergroundは、これまでのところ成功率に関する正確な情報はないと述べているものの、2023年11月の今取り組み導入直後、高齢者が経済的損失から守られたという既知の事例が少なくとも3件あった事が分かっている。
福井県警が導入した革新的な料金支払いカードを標的としたトロイの木馬やウイルス除去詐欺は、テクニカル サポート詐欺の典型的な例であり、サイバー犯罪者はマルウェアに感染したデバイスのユーザーを支援する正規の専門家を装う。ウイルスやトロイの木馬を削除するには、通常、料金が必要であある。多くの場合、攻撃者は被害者に連絡し、協力してマルウェアを削除するよう促す。多くの場合、被害者のコンピューターは実際にはマルウェアの影響すら受けていないが、脅迫的な専門用語と脅威と緊迫感が相まり、多くのユーザーをだまして料金を支払わようと試みる。
詐欺師が要求する支払いは仮想通貨で行われることが増えており、クレジットカード情報を要求したり、ギフトカード購入を提案したりする。被害者は、支払いと引き換えに、偽ウイルス対策プログラムを受け取ったり、偽マルウェア削除手順を実行したりする可能性がある。残念ながら、詐欺師が正規のトロイの木馬やウイルス除去アプリケーションを装って追加のマルウェアをインストールさせ、被害者をさらに悪用する可能性もあることから、注意が必要だ。このようなソフトウェアは、機密情報のさらなる盗難を促進したり、仮想通貨マイニングなどによって被害者のデバイスを悪用したりする可能性があることから、仮想通貨ユーザーも他人事ではない。
