ニューヨーク州司法長官がセルシウス共同創業者を詐欺で訴える

ニューヨーク州司法長官によってセルシウス共同創設者が詐欺で訴えられる

レティーシャ・ジェームズ(Letitia James)ニューヨーク州司法長官は、セルシウス(Celsius)の共同創設者であるアレックス・マシンスキー(Alex Mashinsky)氏に対し、「投資家から数十億ドルをだまし取った」として民事訴訟を起こしたことがWSJ(Wall Street Journal)の報道によって分かった。

ジェームズニューヨーク司法長官は、セルシウスのマシンスキー共同創設者兼元CEOが、顧客に虚偽の陳述をし、会社の財務状況についてうそをつき、顧客から意図的に情報を隠したと考えている。その結果、セルシウスの投資家は数百万ドルを失っており、同社は投資家の資金で”危険な投資”を行ったという。報告書と訴訟によるとその間、同氏は、プラットフォームについて、銀行よりも安全だと宣伝していた。

マシンスキー氏による経済的自由から破たんへの導き

マシンスキー氏は、投資家を経済的自由に導くことを約束したものの、実際には投資家を経済的破滅へと導く結果となった。

法律は、虚偽で根拠のない約束をしたり、投資家を誤解させることは違法であることを明確にしている。同氏はマーチン法違反で告発されているとWSJは報じている。この法律により、AGは証券や商品の詐欺を調査し、起訴ができる。セルシウスは、デジタル資産価格の持続的な下落傾向を受けて破産を申請した多くの仮想通貨企業の1つであり、顧客やかつてのパートナーからの訴訟に直面している。

2022年6月に、セルシウスの元パートナーKeyFiが仮想通貨の貸し手に対して訴訟を起こしており、KeyFiとその創設者であるジェイソン・ストーン(Jason Stone)氏は、同社が顧客に損害を与える「ポンジ・スキーム」を実行していると非難しており、訴訟の中で次のように指摘している。

被告、Celsiusは保有する顧客の数十億ドルの資金を保護するための基本的なセキュリティ制御を欠いていただけでなく、顧客の資金を積極的に使用して、仮想通貨市場を有利に操作していました。

司法長官が提出した文書によると、26,000人を超えるニューヨークの住民が融資プラットフォームでお金を失っており、ジェームズ司法長官はマシンスキー氏が州内で証券や商品を取引することを禁止し、新たな執行責任を負うことを検討している。なおマシンスキー氏は、会社が操業を停止して破産を申請する前に数百万ドルを引き出した容疑で告発されている。

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