OKXでAPIの重大な不具合が発生
仮想通貨取引所OKXは、アカウント残高の表示エラーにつながる重大な技術的欠陥に遭遇した事が分かった。
We are aware some users have reported intermittent issues with our Rest API.
Our Websocket is functioning correctly and our app and website are not affected.
We are looking at the issue and we apologize for any inconvenience caused.
— OKX (@okx) March 27, 2024
一部のユーザーから、Rest APIに関する断続的な問題が報告されていることは承知しています。
Websocketは正しく機能しており、アプリとウェブサイトは影響を受けません。
現在問題を検討しておりますが、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
今回の欠陥はユーザーを混乱させ、一部の口座では残高がゼロになる一方、他の口座では不可解にも残高が数千万ドルにまで高騰していたという。この重大な欠陥は、シンガポール、英国、日本を含むさまざまな地域の数千人のユーザーに影響を及ぼした事がすでに判明している。その後、OKXはこの問題を解決し、ユーザーにプラットフォームの完全性と資産の安全性を保証し、次のように述べている。
この問題は解決されました。それでも異常が発生する場合は、OKXHelpdeskまでご連絡ください。
APIがクラッシュするとどうなるのか
OKX のような仮想通貨取引所では、通常、Rest API を使用して、ユーザーとサードパーティのアプリケーションがアカウント残高のクエリ、取引の実行、市場データの取得などのアクションを実行できるようになる。
このような API がクラッシュすると、インタラクションでエラーが発生したり、意図したとおりに完了できなかったりする。ユーザーは、取引を実行しようとすると、アカウント情報にアクセスできなかったり、間違ったデータが表示されたり、失敗したりする可能性がある。
今回の一件により、Coinbase(コインベース)、Binance(バイナンス)、BitMex(ビットメックス)など、現在の強気市場のトラフィック急増の中で技術的な問題に直面している取引所のリストにOKXが新たに加わった。Coinbaseは最近3回の暴落に直面しており、数人のユーザーは残高がゼロになっているのを目撃している。同様に、特定の地域のBinanceユーザーはクラッシュにより一時的にアクセスできなくなり、BitMexは今月初めにビットコインのフラッシュクラッシュを目撃している。