仮想通貨取引所OKXが5年の運営を経てマイニングプール閉鎖を発表

OKXがマイニングプールの閉鎖を発表

仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の半減期が迫る中、“経営調整”を理由に、マイニングプールと関連サービスを中止すると発表した事が分かった。

2024年1月26日(金曜日)のプレスリリースでOKXは、新規ユーザー登録については即時有効となり、既存ユーザーは2月25日(日曜日)までサービスの利用が許可されるとして、マイニングプールサービスの停止を発表。期限後は、すべてのマイニングプール関連のサービスが停止される事を明らかにしたうえで同取引所は次のように述べている。

事業調整のため、OKX はマイニングプールと関連サービスを終了させていただきます。まもなく終了します。ご不便をおかけして申し訳ございません。

同取引所によるマイニングプール閉鎖は、事業開始以降、中国の仮想通貨マイナーへのサービス提供を通じて初期の評判を築いてきたOKXにとり、注目すべき変化である。当初は北京に本社を置いていた同取引所は、包括的規制を導入した中国政府の監視下に置かれ、その後、決済、DeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)などの他の事業分野にも拡大し、マイニングサービスはもはや世界的な成長戦略の中核ではないとみなしている。

中間に位置していたOKXによる閉鎖

マイニングプールのデータによると、OKXはビットコインに特化したマイニングプールのトップ 70の中で37位となっており、同業社の中でも中間に位置し、総ハッシュレートは 496 TH/sをわずかに上回っていた。

同取引所は2018年10月にマイニングプールサービスを開始し、ビットコイン、ライトコイン(Litecoin/LTC)、イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)、ディークレッド(Decred/DCR)などの仮想通貨サポートを提供。

ビットコインの半減期は約4年ごと、具体的には210,000ブロックごとに発生し、このメカニズムは、インフレに対抗し、長期にわたってその価値を維持するためのビットコインの設計に本質的(※ビットコインプロトコル)に組み込まれている。半減期の間、新しいブロックのマイニングに対する報酬は半分に減り、新しいビットコインが作成される速度が減少。その結果、流通するビットコインの総供給量が減少することでその価値を維持する。

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