Damus(ダムス)がビットコイン投げ銭を理由にApp Storeから削除へ

Damus(ダムス)がAppleのガイドラインに未準拠で削除へ

2023年2月に発表されたDamus(ダムス)が、アプリ内購入に関する Apple のガイドラインに準拠していないとして、App Store から削除されることが分かった。

Damusは、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)が支援するNostr分散型ソーシャルプラットフォーム上に構築されたアプリで、ユーザーが気に入った投稿に対し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)でチップを提供できる「ザップ」と呼ばれる機能がある。今回の決定に対し、アプリ開発者は異議を唱えるとみられている。

猶予期間の14日間でAppleの意思決定が覆らなかった

ザップは、AppleのApp Store審査プロセスで危険信号が出され、拒否された。

Apple側は、これらのヒントを、Appleのアプリ内購入システムでのみカバーできるデジタルコンテンツのアプリ内購入とみなしている。同機能はガイドライン3.1.1(ビジネス支払い)に違反するとみなしており、Damusに14日間の猶予を与えており、Damusはこれに対し、チップを提供することでアプリ内コンテンツのロックが解除されることはないとチップシステムに関するルールを明確にすることで応じた。しかし、これらに反論に対してAppleの意思決定が覆ることはなかった。

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Damusのツイートによると、今回の決定に対し、控訴する予定だという。

App Store審査ガイドラインは近年、特に仮想通貨について議論する際に批判を浴びており、Appleは自社のプラットフォーム上で行われる取引を法律で可能な限り管理することを望んでおり、ビットコインの投げ銭はそれに反するという。問題のガイドラインは、Damus アプリを拒否するには不安定なようで、チップによってロックが解除されるコンテンツがないことは明らかではあるものの、それがここでの重要な問題ではないことが今回の削除で明確になった。

Appleによる新ガイドラインの作成も浮上

Appleはおそらく、アプリ内購入によって制御される可能性のあるビットコインチップを含む取引の発生を望んでいない。理論的にDamusは、アプリ内でお金と交換できるコインを購入することで、投げ銭機能を提供し続けられるが、ビットコインの変動性により、単純な交換は不可能となる。

Damusは6月27日(火曜日)にApple App Store から削除される。どちらの側が譲歩するかは明らかではないものの、AppleはDamusからの訴えに対抗するため、チップをアプリ内購入としてより具体的に定義する新しいガイドラインを作成する可能性もささやかれている。

記事参照:Appleinsider 

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