元SEC高官がバイナンス(Binance)の顧客に向けて警告

インターネット取締機関の元SEC長官がBinanceを非難

FTX の崩壊以来、仮想通貨業界で愛されているバイナンス(Binance)が規制当局の監視下に置かれるようになるなか、SEC (米国証券取引委員会)の元高官が顧客に向けて警告している事が分かった。

バイナンスによるグローバルなビジネス慣行は、コインベース(Coinbase)、クラーケン(Kraken) などを含む他の仮想通貨取引所と同様、ここ数カ月、規制当局より精査されている。しかし、SEC インターネット執行局の元チーフであるジョン・リード・スターク(John Reed Stark)氏は、「今すぐ」取引所から「出て行け」と顧客に警告。同氏は過去に、同社が「歩く時限爆弾」に導かれていると主張していた人物だ。

同氏は、SECの弁護士として18年間を過ごし、ハッキングから市場操作、インサイダー取引、詐欺まで、あらゆるものをカバーすると同時に、新興技術に関する規制政策の策定にも時間を費やしていた。同氏はすでにSECで働いていないものの、米国のトップ規制当局の元最高責任者として、同氏の言葉は深く刺さっている。

疑惑の危険信号リスト

スターク氏は、バイナンスに関連して発見した小説1冊分に相当する「危険信号リスト」をツイートしている。

日本語訳:
バイナンスの将来は危機に瀕しています。少なくともそれが私の意見です。SEC執行部で18年間弁護士として働いてきた私は、危険信号を見抜く訓練を受けました。バイナンスについて読むと、危険信号がたくさんあります。

このリストには、多数の申し立て、会社の本社を取り巻く「謎」、犯罪行為の可能性のある告発などが含まれているものの、バイナンス顧客はこの警告に注意を払っていない。仮想通貨取引所は、毎日の取引量の点で依然としてトップである。ボリュームは、最も近い競合他社のほぼ4倍で、同社が持つ実質的なリーチを強調している。

バイナンスで FTX のような大惨事につながるような問題が発生した場合、はるかに多くの犠牲者が出ることは確実である。その間、規制当局が同社とその幹部を十字線に置いているにもかかわらず、彼らは仮想コミュニティで最も信頼されたままである。

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