マイクロストラテジーはビットコイン保有拡大のためシルバーゲートローンを返済

マイクロストラテジーがBTC保有拡大に向けてシルバーゲートローンを返済

最近の仮想通貨市場の回復の中で、仮想通貨コミュニティでビットコイン(Bitcoin/BTC)の蓄積で知られるビジネスインテリジェンスソフトウェア企業のマイクロストラテジー(MicroStrategy)は、ビットコインのさらなる保有拡大のため、シルバーゲートローンを返済したことが分かった。

同社は、SEC(米国証券取引委員会)に提出したフォーム8-K(※1)で、問題を抱えた米国に本拠を置くシルバーゲート銀行 (Silvergate)への未払いのローンを返済したことも併せて発表した。

(※1)フォーム8-Kとは…
米国において株式公開企業がSEC(米国証券取引委員会)への提出が義務付けられている財務状況や株価に影響を与える可能性のある重要事項の報告書式の事。

マイクロストラテジーは2020年、ビットコインの蓄積を開始し、それ以降同社はビットコインの大量購入で知られている企業である。

ローン決済後にビットコインの購入を再開

同社は2022年に記録された大幅な損失から3カ月間、購入休止の状態にあったものの、最新の発表によると、現在BTCの購入を再開しているとのこと。

同社の共同設立者で元CEO(最高経営責任者)のマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏は、3月27日(月曜日)、Twitterへの投稿で、同社が平均価格23,238ドル(約300万円)でおよそ1億5,000万ドル(約196億円)相当にあたる6,455 BTCを追加購入したことを明らかにした。この最新の購入により、同社のビットコインの保有量は10%近く拡大し、ビットコイン保有総額は138,955 BTCになり、コインあたり平均29,817ドル(約390万円)で41億ドル(約5,366億円)で購入されている。

特に、2022年の世界市場下降トレンドの中で同社は、シルバーゲート銀行で2億500万ドル(約268.4億円)の融資を受け、同社はこれを使用して大量のビットコインを購入している。同社は当時大きな損失を記録したものの、2023年1月以降のBTC価格の上昇を受けて損失は縮小。セイラー氏によると、シルバーゲート銀行ローンは22%割引で支払われており、同氏は次のようにツイートしている。

日本語訳:
MicroStrategyは、2億500万ドルのSilvergateローンを22%割引で返済しました。2023年3月23日現在、MSTR bitcoinあたり平均23,238ドルで1億5,000万ドルでさらに6,455ビットコインを獲得し、ビットコインあたり平均29,817ドルで41.4億ドルで獲得した138,955BTCを保有していました。